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【第31回和辻哲郎文化賞】平川新さん『戦国日本と大航海時代』と石川求さん『カントと無限判断の世界』が受賞 授賞式では京極夏彦さんの記念講演も

姫路市(兵庫県)は2月4日、第31回和辻哲郎文化賞の受賞作を発表しました。

授賞式は3月3日に開催され、小説家・京極夏彦さんによる記念講演会も予定されています。

 

第31回和辻哲郎文化賞が決定!

第31回和辻哲郎文化賞の受賞作が次の通り決定しました。

 
■一般部門
平川新(ひらかわ・あらた)さん(宮城学院女子大学学長)
『戦国日本と大航海時代 秀吉・家康・政宗の外交戦略』(中央公論新社)

■学術部門
石川求(いしかわ・もとむ)さん(首都大学東京大学院教授)
『カントと無限判断の世界』(法政大学出版会)

 
選考委員は、一般部門が山折哲雄さん・阿刀田高さん、学術部門が野家啓一さん・関根清三さん・黒住真さんです。

受賞者には、賞金各100万円が贈られます。授賞式は3月3日、姫路市市民会館にて開催。

 

和辻哲郎文化賞について

和辻哲郎文化賞は、姫路市制百周年と姫路出身の哲学者・和辻哲郎(明治22~昭和35)の生誕百年を記念して、昭和63年度に姫路市が創設した学術賞です。

和辻哲郎の幅広い学的業績を顕彰し、「和辻哲学の今日的意義を国の内外にわたって探るとともに、研究者の育成かつ市民の文化水準の向上に資する」ことを目的とします。一般部門と学術部門で構成。

一般部門は、和辻哲郎が「文学、歴史、芸術などさまざまな領域において横断的かつユニークな著作を世に問い、広範な読者に訴えかけたスケールの大きな学者であった」ことを鑑み、文化一般におけるすぐれた著作に与えられます。

学術部門は、和辻哲郎が専門とした哲学、倫理学、宗教、思想、比較文化といった領域での学術的水準を備えた、すぐれた研究に与えられます。

両部門ともに、前々年9月1日から前年8月31日までに発刊された(復刊は除く)著作物(単行本)を対象とします。

 

第31回和辻哲郎文化賞 授賞式について

姫路市は第31回和辻哲郎文化賞の授賞式への参加者を募集しています。
授賞式への参加者を希望される方は、姫路文学館まで、往復はがきにてお申し込み下さい。
なお、記念講演のみの参加はできません。

 
■日時:2019年3月3日(日)13時30分~16時

■内容
◎式典(13時30分~14時50分)
 選考評<一般部門>山折哲雄さん(宗教学者)
    <学術部門>野家啓一さん(東北大学名誉教授)
◎記念講演(15時~16時)
 講師:京極夏彦さん(小説家)
 演題:物語と小説 怪しさを語る事

■会場:姫路市市民会館大ホール

■申込方法
◎往復はがき(1人1枚)に「第30回和辻哲郎文化賞授賞式参加希望」と明記し
  (1)郵便番号 (2)住所 (3)氏名 (4)電話番号
 を記入して、姫路文学館(姫路市山野井町84番地)までお送りください。
◎締切:2月15日(金)当日消印有効
◎定員700人(申込者多数の場合は抽選)
◎車椅子席や手話通訳などのご希望があれば、申込み時にお知らせください。

※詳細は、http://www.himejibungakukan.jp/watuji/jyusyoushiki/ をご覧ください。

 

戦国日本と大航海時代 – 秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書 2481)
15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアにまで勢力を広げました。本書は史料を通じて、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗らとヨーロッパ列強との虚々実々の駆け引きを再現します。秀吉はなぜ朝鮮出兵したのか、家康はなぜ鎖国へ転じたのか、政宗はなぜ遣欧使節を送ったのか、そして日本が植民地にならなかった理由は――。日本史と世界史の接点に描かれるダイナミックな歴史像がここにあります。

 
カントと無限判断の世界
世界は与えられているのではなく課せられている──そう唱えて、自由の権利より義務を、主権より権力の分立を、世界共和国より諸国の連盟を、そして同胞愛より外国人への尊敬を説いたイマヌエル・カント。不世出の哲学者の思索のすべては無限判断に貫かれていた。プラトン以来、連綿と受け継がれながら、近代のとば口で蹉跌を抱えて今日に至る西欧思想の裏面史を跡づけながら明らかにされる、前人未到の系譜学!

 
【関連】
姫路文学館 | 授賞式・記念講演会

 


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