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絵本『いっしょにのぼろう』がカナダ総督文学賞&TDカナダ児童文学賞を受賞! 絵本ナビで「全ページためしよみ」公開中

絵本『いっしょにのぼろう』がカナダ総督文学賞&TDカナダ児童文学賞を受賞! 絵本ナビで「全ページためしよみ」公開中

絵本『いっしょにのぼろう』がカナダ総督文学賞&TDカナダ児童文学賞を受賞! 絵本ナビで「全ページためしよみ」公開中

TAC出版初の絵本として9月刊行された『いっしょにのぼろう』(作:マリアンヌ・デュブクさん/訳:坂田雪子さん)の原著『Le chemin de la montagne』が、カナダ総督文学賞(フランス語/児童書部門)とTDカナダ児童文学賞を受賞しました。

 
『いっしょにのぼろう』は、アナグマのおばあさんと子ねこのルルが、山登りを通して「大切なこと」を伝え受け取っていく様子を描いた心温まるおはなしです。

絵本ためしよみサイト「絵本ナビ」が行っている、読者からの意見を集めたレビューコンテストでも高評価を得ており、現在、『いっしょにのぼろう』の「全ページためしよみ」を公開。読者からのレビューとともに、本書の魅力を紹介した『いっしょにのぼろう』のみどころ記事も併せて公開中です。

 

人生について考えながら、お子さんやお孫さんに読んであげたくなる絵本『いっしょにのぼろう』について

─「山のてっぺんにはなにがあるの?」
─「せかいよ」

子ネコのルルはアナグマのおばあさんと一緒に、毎週日曜日に<こんもり山>にのぼります。
山の秘密や、友達をたすけること、そして自分でえらばなければならないことなど、ルルはアナグマのおばあさんからさまざまなことを学びます。

アナグマのおばあさんとルルとのやりとりを通じて、人生について考えさせられます。きっと、お子さんやお孫さんと話をしながら読みたくなる、心がやすらぐ絵本です。

 
◆子ねこのルルが、アナグマのおばあさんから最初に教わったのは、山のてっぺんからのながめのすばらしさでした。

◆誰かを助ける優しさ。物事を選択するときに必要な心。時々休むこと。
アナグマのおばあさんから、たくさんのことを教わったルルは、やがて体が弱ったアナグマのおばあさんを支えるまでに成長します。

 
【レビューコンテスト・ベストレビューより】

「親が読むとキュッと心をしめつけられたり、ジーンときたり。絵本でここまで感動したのは久しぶりです」

「この絵本を読むことで、普段の生活では気づかない、なにか大切なことを教えてくれている気がしました。
また、私たちが忘れてしまっている些細なことの大切さについても色々と考えさせられました」

「初めはか弱い存在だったお子さんたちもどんどん成長し、いずれは自分の足で歩き始めます。まっすぐに前を向いて必死に進むとき、今まで守り育てたあなたのことを振り返る余裕はないかもしれません。そんな巣立ちを見送ることは悲しいものです。けれども、大切に想う気持ちは受け継がれ、またどこかで新しい風景を見せてあげるために、その子たちは優しくだれかの手を引くのです。
そんな人生の大きな流れを感じさせるすばらしい作品でした」

 
★みどころ記事はこちらから:https://style.ehonnavi.net/ehon/pub_pr/2018/12/07_064.html

 

マリアンヌ・デュブクさん プロフィール

著者のマリアンヌ・デュブクさんは、絵本作家。1980年、カナダのモントリオール生まれ。現在もモントリオールで家族と暮らす。

ケベック大学モントリオール校でグラフィックデザインを学び、2006年に初めての絵本『La Mer(海)』を発表。その後、『ネズミのゆうびんやさん』『ネズミのゆうびんやさんのなつやすみ』(偕成社)など多くの絵本を手がけ、数々の賞を受賞。作品は31言語に翻訳されている。

2015年には『L’autobus(バス)』がTDカナダ児童文学賞を受賞したほか、ドイツ児童文学賞の絵本部門にノミネートされるなど、世界的に高い評価を受けている。

 

絵本ナビについて

絵本ナビは、「子どもに絵本を選ぶための情報を集めた参加型絵本紹介サイト」というコンセプトで、2002年4月にオープンしたインターネットの絵本サイトです。

100 社を超える絵本出版社の協力を得て絵本の画像や紹介文を掲載、年間利用者数は1,000万人超。日本初となる市販絵本のデジタル読み放題作品は200作品以上、業界初となる、Web上で「一冊につき一度だけ」全ページが試し読みできるサービスの対象は2,200作品以上、一部試し読み可能作品は8,700作品以上となっています。

「子どもとどんな時間を過ごせたか」など、この絵本をこれから子どもに選ぼうとしている方へのアドバイス、という観点で書かれた37万件以上に上る利用者の「生の声」は、ただの評価にはない温かみと、情報としての深みがあるとして好評。独自の評価ランキングや、対象年齢別のおすすめ絵本、新着レビューコーナー、新刊絵本紹介、メールマガジンなど、豊富なコンテンツで、子育て中の母親を中心に人気を博しています。

★絵本ナビ:http://www.ehonnavi.net/

 

いっしょにのぼろう
アナグマのおばあさんは にちようびはいつも 〈こんもり山〉に のぼっていました。
とちゅうで キノコを とったり ともだちを たすけたり。
そんな あるひ アナグマのおばあさんは いっしょに 山に のぼる ちいさな なかまと であいます。

 
【関連】
おじいちゃん、おばあちゃんと読みたい、人生の大きな流れを感じさせる情景豊かな絵本『いっしょにのぼろう』 | 絵本ナビスタイル

 


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