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「既刊発掘プロジェクト」ホラー作家・今邑彩さんの意欲作と、いくえみ稜さん書下ろし装丁の林真理子さん作品をTSUTAYAがプロデュース

TSUTAYAは、「既刊発掘プロジェクト」の2018年12作品として、今邑彩さん著『よもつひらさか』と、林真理子さん著『東京 Hayashi Mariko Collection』の2作品を12月より全国のTSUTAYAにて展開しています。

『東京 Hayashi Mariko Collection』は、“既刊発掘プロジェクト”の昨年11月作品で人気作品となっている『秘密 Hayashi Mariko Collection』に続き、林真理子作品を人気漫画家・いくえみ稜さんの書下ろし装丁を施した第二弾となります。

 

既刊発掘プロジェクトについて

「既刊発掘プロジェクト」は、「TSUTAYAが『本との出会い』を変える。」をコンセプトに、すでに書籍化され販売している作品の中から、TSUTAYA書店員が「今だからこそ改めてお客様に手にとっていただきたい、本当に面白い」と自信を持ってオススメできる作品を、装丁やコピーを変えて展開するプロジェクトです。

 

既刊発掘プロジェクト『よもつひらさか』

今邑彩さん著『よもつひらさか』

今邑彩さん著『よもつひらさか』

著者:今邑彩さん/出版社:集英社/発売日:2002年9月20日

 
ホラーで有名な今邑彩さんがミステリーに挑んだ意欲作。各話は短く、手軽に読めるのですが、だからこそ、その全てに違和感を感じ、最後にはゾクリとさせられる仕掛けが施されている作品です。「どんでん返し」が当たり前になった昨今において、この「違和感」を丁寧に与える面白さが際立つ作品です。

 
【あらすじ】

現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶ――。なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。ちょうど立ちくらみをおぼえた私は、青年の差し出すなまぬるい水を飲み干し……。

一人でこの坂を歩いていると、死者に会うことがあるという不気味な言い伝えを描く表題作ほか、戦慄と恐怖の異世界を繊細に紡ぎ出す全12篇のホラー短編集。

 

既刊発掘プロジェクト『東京 Hayashi Mariko Collection』

林真理子さん著『東京 Hayashi Mariko Collection』

林真理子さん著『東京 Hayashi Mariko Collection』

著者:林真理子さん/出版社:ポプラ社/発売日:2008年12月5日

東京の中で生活する女性の日常をテーマにした林真理子さんの短編集。昨年既刊発掘プロジェクトから大ヒットした「秘密」に続く、いくえみ綾さん書下ろし装丁の林真理子作品第二弾です。平成が終わりを迎える今、みんなが大好きで大嫌いな「東京」の瞬間を切り取った作品です。

 
【あらすじ】

豪壮な邸宅が並ぶ高級住宅街の一軒家に下宿をすることになった健と真由美。家の一階に住む政代は、一見きさくな性格の裏に、東京に住む上流階級の人間特有の驕慢さが次第に明らかになっていく……。

煌びやかな「東京」に息づくリアルな人間模様を切り取った傑作短編集。

 


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