中村文則さん×又吉直樹さん 芥川賞作家二人による対談イベントが紀伊國屋ホールにて開催〔11/16〕
毎日新聞出版と紀伊國屋書店は11月16日(金)19時から紀伊國屋ホールにて、「小説を書く人間」と題した中村文則さんと又吉直樹さんの対談イベントを開催します。
中村文則さん『あなたが消えた夜に』刊行を記念し、対談が実現
この対談イベントは、中村文則さんの最新文庫『あなたが消えた夜に』の刊行を記念し、開催が実現しました。
『あなたが消えた夜に』は、純文学と警察小説が融合し「無意識の悪」をテーマに、ある連続通り魔殺人事件の真相に迫る衝撃作です。本作は、中村さん初の新聞小説で毎日新聞夕刊(一部地域で朝刊)に掲載されました。
対談相手の又吉直樹さんは、2018年9月から初の新聞小説「人間」を同じく毎日新聞で連載中。執筆にあたり「人間って何?って言われると、全くつかめていない。だから書きたい」と述べています。
同じ芥川賞作家であり、日頃から親交もあるお二人が、小説を書くこと、作家であることについて語ります。
『あなたが消えた夜に』文庫化記念トークイベント「中村文則×又吉直樹『小説を書く人間』」 開催概要
■開催日時:2018年11月16日(金) 19:00開演(18:30開場)
■会場:紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
■料金:2,500円(全席指定/税込) ※『あなたが消えた夜に』書籍代込み
■チケット発売日:2018年10月6日(土)
■共催:毎日新聞出版、紀伊國屋書店
■問い合わせ:紀伊國屋ホール(10:00~18:30) TEL:03-3354-0141
■チケット前売所
◎キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
◎キノチケオンライン(24時間受付) https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/ticket.html
※イベントの詳細は、https://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/label/20181003094500.html をご確認ください。
登壇者プロフィール
■中村文則(なかむら・ふみのり)さん
1977年愛知県生まれ。2002年『銃』でデビュー。
2004年『遮光』で野間文芸新人賞、2005年『土の中の子供』で芥川賞、2010年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。欧米での評価も高く、2014年にDavid L.Goodis賞(米)を日本人として初受賞。2016年『私の消滅』でBunkamura ドゥマゴ文学賞。最新刊は『その先の道に消える』。
<『あなたが消えた夜に』について>
『教団X』『R帝国』などの話題作で人間存在の根源を問い続ける中村文則さんの最新文庫。2014年1月4日から2014年11月29日まで毎日新聞夕刊(一部地域で朝刊)で連載された中村さん初の警察小説です。
■又吉直樹(またよし・なおき)さん
1980年大阪府寝屋川市生まれ。高校卒業後、芸人を目指して上京しNSC(吉本総合芸能学院)に入学。2003年同期の綾部祐二さんとともにお笑いコンビ「ピース」結成。
2015年『火花』で芥川賞を受賞。その他の著書に『第2図書係補佐』『東京百景』『劇場』などがある。2018年9月より毎日新聞夕刊で小説『人間』を連載中。
<新聞小説「人間」について>
毎日新聞夕刊で2018年9月3日からスタートした又吉直樹さん初の新聞小説。東京で漫画家の夢に破れた男が、かつて同世代の仲間たちと過ごした日々を振り返るところから物語が始まります。太宰治の没後70年の今年、「人間失格」をほうふつとさせる思い切ったタイトルで挑む新境地となります。
連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男”を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。しかし、それはさらなる悲劇の序章に過ぎなかった。
世界の片隅で求め合う男と女。極限の愛が狂気に変わる時、「人間」を超えた殺人者の終わりなき〈復讐〉が始まる――。
神にも愛にも見捨てられた人間を、人は救うことができるのか。
〈純文学×警察小説〉かつてない衝撃! 圧倒的人間ドラマ! 待望の文庫化。
■「あなたが消えた夜に 番外編」のオマケ掌編収録。
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▼第288回 新宿セミナー@Kinokuniya 中村文則×又吉直樹「小説を書く人間」(2018年11月16日) | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店
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