『先生の白い嘘』の鳥飼茜さんが浅野いにおさんとの入籍を報告! 結婚に至るまでの2人の関係を赤裸々に綴った日記作品も刊行
筑摩書房が運営する「webちくま」で2018年9月25日、『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』などの作品で知られる人気漫画家の鳥飼茜さんが、同じく漫画家の浅野いにおさんとの結婚を報告しました。
★「webちくま」で公開された、入籍の報告を兼ねた日記のトップページ
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1499
入籍報告にいたるまでの経緯
鳥飼茜さんは2018年6月から9月までの4カ月間、ほぼ同時期の私生活を綴った日記「漫画みたいな恋ください」を「webちくま」にて連載していました。
著者初の日記作品となるこの連載には、恋人との確執や、元夫との間に生まれた息子との衝突、漫画家としての苦悩などが赤裸々に書かれていました。今回の報告により、本連載中は実名が伏せられていたその「恋人」が浅野いにおさんだったということが明らかになりました。
結婚に際し、鳥飼さん自身による「連載を読んでくださっていた読者の方に、最初に結婚の報告をしたい」という希望により、連載終了後の号外という形式での報告となったとのことです。
この報告の日記は、9月13日に区役所で入籍の手続きをした描写から始まり、浅野いにおさんからプロポーズを受けた時の逡巡、お互いに再婚となることや、そもそも“結婚”とはなんなのか、そして、浅野さんへの思いなどがまっすぐな言葉で書かれています。
結婚に至るまでの2人の関係が綴られた日記作品が単行本で刊行
「webちくま」での連載に110ページの大幅な書き下ろしを加えた単行本『漫画みたいな恋ください』が、筑摩書房より2018年9月23日に発売されました。
本書校了後に結婚が決定したため、この「入籍の日」の日記は収録されていませんが、結果的におふたりが結婚に至るまでのいきさつとその時々のリアルな心情が読み取れる一冊となっています。
―――――――
「彼氏とは付き合って一年と二ヵ月になる。もうそろそろ、タイムリミットが近づいているのだろうか。私はこれまでに、結婚生活を含め男性と二年以上付き合えたことがない。」(2018年4月16日)
「いまわかった。私が日記に何万字も書きつけてきたのは、愛を上回る不満と不安だった。」(2018年6月4日)
(本書より抜粋)
―――――――
女性として、母として、漫画家として、さまざまなレッテルを貼られながらも生きる一人の女性の、切実な逡巡と決断の記録です。
※なお、「漫画みたいな恋ください」は現在、「webちくま」で連載第1回と第8回の日記が試し読みできます。
http://www.webchikuma.jp/category/torikai
浅野いにおさんによる日記も連載中!
現在「webちくま」では、浅野いにおさんによる日記連載「漫画家入門」が連載中です。
じっくり読むと、鳥飼さんと浅野さんがお互いのことを書きあっている箇所もあります。鳥飼さんの単行本と合わせて読むのも楽しいかもしれません。
★浅野いにおさんによる日記連載「漫画家入門」は、http://www.webchikuma.jp/category/asano よりご覧ください。
鳥飼茜さん プロフィール
鳥飼茜さんは、1981年大阪生まれ、漫画家。2004年デビュー。
主な作品に、『先生の白い嘘』『おんなのいえ』(講談社)、『地獄のガールフレンド』(祥伝社)など。
★Twitter(@torikaiakane):https://twitter.com/torikaiakane
「いまわかった。私が日記に何万字も書きつけてきたのは、愛を上回る不満と不安だった」
恋人との確執、息子との衝突、漫画家としての苦悩―ー。『先生の白い嘘』など男女間の無理解を描き続けて漫画家による、逡巡と決断の記録。
【関連】
▼号外:入籍の日|漫画みたいな恋ください|webちくま
▼漫画みたいな恋ください|webちくま
▼漫画家入門|webちくま