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【第34回太宰治賞】錦見映理子さん『リトルガールズ』が受賞

筑摩書房と三鷹市は5月9日、第34回太宰治賞の受賞作品を発表しました。

 

第34回太宰治賞 受賞作品

第34回太宰治賞の選考会が5月9日に三鷹市内で開催され、今回応募のあった1,312篇の中から最終候補に残った4作品について選考が行われました。
選考委員は加藤典洋さん、荒川洋治さん、奥泉光さん、中島京子さん。

選考の結果、次の作品が第34回太宰治賞に決定しました。

 
■受賞作品

錦見映理子(にしきみ・えりこ)さん
『リトルガールズ』

 
受賞者の錦見映理子さんには正賞として記念品が、副賞として賞金100万円が贈られます。贈呈式は、6月12日午後6時から、東京・一ッ橋の如水会館にて開催。

受賞作品のあらすじ、受賞者のプロフィールなどは、http://www.chikumashobo.co.jp/blog/dazai/ を、
選考委員の選評などは、http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_press/073/073058.html をご覧ください。

 
なお、最終候補作品は以下の4作品です。

【最終候補作品】
・山家 望 (やまいえ・のぞみ)さん『彼女がなるべく遠くへ行けるように』
・日上 秀之(ひかみ・ひでゆき)さん『新しい子供』
・錦見 映理子(にしきみ・えりこ)さん『リトルガールズ』
・吉田 穂(よしだ・すい)さん『ナスと蛙』

 
受賞作品、最終候補作品は、選評とともに『太宰治賞2018』(2018年6月刊行予定)に収録されます。
受賞作以外の掲載作品には謝礼が支払われます。

 

太宰治賞について

太宰治賞は、筑摩書房と三鷹市が共同主催する公募の新人文学賞です。1964年に筑摩書房が創設し、単独で運営していましたが、1978年の第14回を最後に中断。1998年の太宰治没後50年を機に、筑摩書房と三鷹市による共同主催の形で復活しています。

過去に、吉村昭さん、加賀乙彦さん、金井美恵子さん、秦恒平さん、宮尾登美子さん、宮本輝さん、福本武久さんなど、多くの作家を世に送り出しています。

 
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