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「さいとう・たかを賞」創設 「ゴルゴ13」制作システムの文化継承を目指す

「ゴルゴ13」制作システムの文化継承を目指す『さいとう・たかを賞』創設

「さいとう・たかを賞」創設「ゴルゴ13」制作システムの文化継承を目指す

「さいとう・たかを賞」創設「ゴルゴ13」制作システムの文化継承を目指す

一般財団法人「さいとう・たかを劇画文化財団」は、小学館の後援のもと、「さいとう・たかを賞」を創設しました。

この賞は、「分業・プロダクション方式でのコミック制作を貫いてきた 『さいとう・たかを』の志を受け継ぐコミック制作者に光を当て表彰し、その制作文化の継承を行うこと」を目的としており、年1回、該当作品と作者の発表並びに表彰を行います。

1968年11月小学館「ビッグコミック」誌で連載が始まった劇画『ゴルゴ13』は、2018年に50周年を迎えます。 現実におこった事件や社会情勢がストーリーの題材として登場するのは、多数のシナリオ協力者が執筆していることで可能になり、 それが作品のクオリティを保ち時代を超えて愛される原動力に繋がっています。

これはさいとう・たかをが当初から実施してきた、分業・プロダクション方式での劇画制作によって可能になったといっても過言ではありません。その志を受け継ぐ制作者に光をあてるために創設されるのが、『さいとう・たかを賞』です。 一人が作画とシナリオを担うのではなく、分業・プロダクション方式での制作を行っている多くの作者の応募作品の中から 毎年1作品を選定し正賞を贈りその栄誉を称えます。第1回贈賞式は、2018年1月を予定しています。
さいとう・たかを劇画文化財団 公式サイトより)

 
なお、さいとう・たかを劇画文化財団は、劇画家・さいとう・たかをさんの作品の収集、保存、公開、利用促進のほか、劇画に関する調査、研究や、劇画に関する知識の普及、劇画文化の振興を目的とした財団です。

 
【さいとう・たかを賞 概要】
●応募作品
 シナリオ(脚本)と作画の作家が分かれていて、それが作品にクレジットされている作品。
 但し、成人男女を主な読者と想定されたコミック作品で、奥付記載で2014年9月から2017年8月までに第1巻が刊行された作品。
 10代の少年少女を主な対象とした作品は該当しない。

●選考過程
 2017年7~8月 出版社編集部に告知して応募受付
 2017年12月  受賞作品決定 該当作品と作者に内示。
 財団HPおよび「ビッグコミック」(小学館刊)など青年コミック誌上で発表
●審査委員
 さいとう・たかをさん、やまさき十三さん、池上遼一さん、佐藤優さん、相賀昌宏さん

●贈賞式 2018年1月予定

●表彰
 正賞トロフィー(オリジナルの「ゴルゴ13」像)をシナリオ作者、漫画家、担当編集者に贈呈。
 シナリオ作者と漫画家に副賞として、それぞれ50万円贈呈。

●主催 一般財団法人 さいとう・たかを 劇画文化財団

●後援 小学館

 
【関連】
さいとう・たかを劇画文化財団|さいとう・プロダクション公式サイト
さいとう・プロダクション公式サイト

 


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