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米バチェルダー賞受賞作家・柏葉幸子さんファンタジーシリーズ『竜が呼んだ娘』第1弾「弓の魔女の呪い」が刊行

2024年に作家デビュー50周年を迎える柏葉幸子さん著『竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い』が講談社より刊行されました。

 

50年間の集大成! 米バチェルダー賞受賞作家・柏葉幸子さんが魂をこめたファンタジーシリーズの幕が開く

本作は朝日新聞出版から刊行されていた同作品を加筆修正し、新装版として刊行。表紙は児童書装画を長く手掛ける佐竹美保さんが描き下ろし、朝日版では小さく掲載されていた挿絵も大きく掲載することで物語の世界に読者を引き込みます。

 
シリーズとしては現時点で5巻までの刊行が決定。1~3巻は朝日新聞出版から刊行されたものの新装版となりますが、4巻と5巻は講談社版としての刊行が初となります。

2巻は2024年3月、3巻は2024年5月、4巻は2024年7月の刊行を予定しています。

 
累計13万部を突破した「レーエンデ国物語」シリーズの著者・多崎礼さんからは、
「竜に呼ばれることなく大人になってしまった私には、ミアの苦労も葛藤も孤独さえも羨ましい。」
と心からの推薦コメントが寄せられたほか、発売前レビューサイト「NetGalley」では、「柏葉幸子さんの本は10作以上読んできましたが、その中で一番好き!」「ハラハラドキドキしながら読む手が止められなかった」と「竜が呼んだ娘」ワールドに魅了されたコメントが寄せられています。

 
柏葉幸子さんはアニメ映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えた小説『霧のむこうのふしぎな町』などで知られ、『岬のマヨイガ』のアニメ映画がフランス映画祭「Cine Junior」 「Festival Les Toiles Filantes」で受賞したほか、2022年には最も優れた翻訳児童書におくられる米バチェルダー賞を『帰命寺横町の夏』で受賞。今、世界から最も注目されている児童文学作家です。

 
【あらすじ】

その村は「罪人の村」と呼ばれ、王宮の権力争いに敗れた先代王の残党が住んでいた。切り立った崖をこえ村から出る手段はただ一つ、竜に呼ばれること。
谷底の村で静かに暮らしていた十歳の少女・ミアは、竜に呼ばれ、外の世界におびえながらも村を出ることを決意する。

竜に乗せられ、運ばれた先は瑠璃色に輝く王宮。王宮では不思議な魔女たちや、竜と強い絆で結ばれた竜騎士にも出会う。「谷の子」と呼ばれるミアは、呪いをかけられ、姿を消した伝説の竜騎士の部屋子として働くことに。
王宮で懸命に生きるうちに、ミアは奇妙な運命に巻き込まれていく。

 

著者プロフィール

 
■柏葉幸子(かしわば・さちこ)さん

1953年生まれ、岩手県出身。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞を受賞。『帰命寺横町の夏』(講談社)で2022年バチェルダー賞を受賞。

近著に「モンスター・ホテル」シリーズ(小峰書店)、『人魚姫の町』(講談社)など。

 
■絵:佐竹美保(さたけ・みほ)さん

1957年生まれ、富山県出身。SF・ファンタジーや児童書の分野で多くの装画・挿絵を手がけている。

挿し絵を手がけたおもな作品は、『魔女の宅急便』(3巻~6巻)(福音館書店)、「守り人」シリーズ(偕成社)、「ハウルの動く城」シリーズ(徳間書店)など多数ある。

 

竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い
柏葉 幸子 (著), 佐竹 美保 (著)

竜に選ばれ、初めて村を出た少女が降り立ったのは瑠璃色の王宮。
人気シリーズの新装版! 柏葉幸子がおくる、本格ハイファンタジー!

本文の加筆・修正に加え、表紙イラストは新装版描きおろし。
挿絵も大きく掲載し、「竜が呼んだ娘」の世界をたっぷり楽しめます!

 


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