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現代中国はなぜここまで強権的な独裁国家になったのか? 興梠一郎さん『毛沢東 革命と独裁の原点』が刊行

神田外語大学教授・興梠一郎さん著『毛沢東 革命と独裁の原点』が中央公論新社より刊行されました。

 

習近平が統べる強権国家・中国の「病理」がここにある!

興梠一郎教授の専門は現代中国論であり、外務省専門調査員、分析員を歴任。本著では、若き毛沢東が書いた手紙、新聞記事、論考および旧ソ連の史料などをもとに、中国共産主義の原点を説き明かします。

 
【本書の内容】

習近平が統べる現代中国はなぜここまで強権的な独裁国家になったのか。それは、習近平が強烈に意識し、模倣してきた建国の父・毛沢東自身の躓きに由来するのだ。

毛沢東にとって共産主義は、究極の「選択」だった。しかし、たとえ「救国」のためであっても、民主主義の理想をかなぐり捨てて暴力革命を選んだツケを、中国は今日まで払い続けている。

若き毛沢東が書いた手紙、新聞記事、論考および旧ソ連の史料等をもとに、中国共産主義の原点を説き明かし、現代中国が類を見ない独裁国家になった遠因を炙り出す。

 

著者プロフィール

興梠一郎(こうろぎ・いちろう)さんは、1959年生まれ、大分県出身。神田外語大学教授。九州大学経済学部卒業。三菱商事中国チームを経て、カリフォルニア大学バークレー校大学院修士課程修了、東京外国語大学大学院修士課程修了。外務省専門調査員(香港総領事館)、同省国際情報局分析第2課専門分析員、参議院第1特別調査室客員調査員を歴任。

主著に『一国二制度下の香港』(論創社)、『現代中国-グローバル化のなかで』『中国激流-13億のゆくえ』(ともに岩波書店)、『中国-巨大国家の底流』(文藝春秋)、『中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ』(NHK出版)など。

 

 


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