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【訃報】歌人の安森敏隆さんが死去 「ケータイ短歌」「介護百人一首」を企画

歌人で同志社女子大学名誉教授の安森敏隆(やすもり・としたか)さんが1月9日、腎臓がんのため兵庫県川西市内の病院で死去しました。76歳。広島県出身。葬儀は12日午後0時半から川西市栄根2の6の36、メモリアルホール川西池田飛翔殿で。喪主は妻の淑子さん。

 
安森敏隆さんは、1942年生まれ。立命館大学文学部卒業。同大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了。宇部短大助教授、梅光女学院大学助教授、教授、文学部長、同志社女子大教授、宗教部長などを歴任。1999年に「斎藤茂吉短歌研究」で立命館大学より「文学博士」を」授与されています。専門は、近・現代短歌の研究。

1981年に歌集『沈黙の塩』で現代歌人集会賞を、2009年に歌集『百卒長』で日本歌人クラブ賞を受賞。短歌結社誌「ポトナム」代表。携帯電話メールで作品を募集する「ケータイ短歌」や、介護に関わる人々の作品を集めた「介護百人一首」などの企画でも知られています。

著書に、歌集『わが大和、わがシオン』、『斎藤茂吉幻想論』『斎藤茂吉短歌研究』『創造的塚本邦雄論』『うたの近代 短歌的発想と和歌的発想』『風呂で読む 短歌入門』『大学教授の介護日誌 男のうた365日』『介護・女と男の25章』など多数。

 

斎藤茂吉短歌研究
茂吉の生涯における、歌集を中心とした全作品を読み解こうとする試み。「斎藤茂吉幻想論」に続く、茂吉研究の第二弾。

 


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