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【第1回未来屋小説大賞】大賞に遠田潤子さん『冬雷』

【第1回未来屋小説大賞】大賞に遠田潤子さん『冬雷』

【第1回未来屋小説大賞】大賞に遠田潤子さん『冬雷』

未来屋書店は12月25日、第1回未来屋小説大賞を発表し、遠田潤子さんの『冬雷』(東京創元社)が大賞に決定しました。

 

未来屋小説大賞について

未来屋小説大賞は、未来屋書店の従業員の中から選りすぐりの読書好きが選考し、決定するもので、「一般的には認知度が低い本であっても従業員が本の面白さを紹介し新たにスポットを当てることで、次のベストセラー作を生み出し、広く世に紹介していく」という趣旨のもと選考を行います。

 

第1回未来屋小説大賞は遠田潤子さんの『冬雷』が受賞

第1回である今年は、2016年9月から2017年9月までの間に刊行された小説の中から、遠田潤子さんの『冬雷』が大賞に選ばれました。

遠田潤子(とおだ・じゅんこ)さんは、 1966年大阪府生まれ。関西大学卒業。2009年に『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。著書に『アンチェルの蝶』『カラヴィンカ』『雪の鉄樹』『あの日のあなた』『蓮の数式』『オブリヴィオン』など。

※遠田潤子さんの受賞のコメントなどは、http://www.miraiyashoten.co.jp/news/miraiya_novel20171225-2/ をご覧ください。

 
なお、その他のノミネート作品は次の通りです。〔敬称略〕

2位:『老乱』著/久坂部羊(朝日新聞出版)
3位:『桜風堂ものがたり』著/村山早紀(PHP研究所)
4位:『星の子』著/今村夏子(朝日新聞出版)
5位:『時が見下ろす町』著/長岡弘樹(祥伝社)
6位:『BUTTER』著/柚木麻子(新潮社)
7位:『サロメ』著/原田 マハ(文藝春秋)

<入賞>(順不同)
・『三つの悪夢と階段室の女王』著/増田忠則(双葉社)
・『星に願いをそして手を』著/青羽悠(集英社)
・『なかなか暮れない夏の夕暮れ』著/江國香織(角川春樹事務所)
・『木曜日にはココアを』著/青山美智子(宝島社)
・『ジェリーフィッシュは凍らない』著/市川憂人(東京創元社)
・『四月になれば彼女は』著/川村 元気(文藝春秋)
・『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』著/汐見 夏衛(スターツ出版)
・『か「」く「」し「」ご「」と「」著/住野よる(新潮社)

 

「未来屋小説大賞フェア」を開催!

未来屋書店が運営する全国の「未来屋書店」「アシーネ」にて2018年1月1日から2018年2月28日まで「未来屋小説大賞フェア」が開催されます。

 
■実施期間:2018年1月1日~2018年2月28日

■対象店舗:全国の「未来屋書店」「アシーネ」など327店舗
※ただし、未来屋書店旭川駅前店(北海道)、未来屋書店ココリ店(山梨県)、Futura屋号店舗、TODAY‘s LIFE仙台は対象外。未来屋書店ペリエ海浜幕張店(千葉県)、みらいやのもり岡山店(岡山県)は一部内容のみ実施。

 

冬雷
大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町(おのみやまち)の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが……。『雪の鉄樹』で最注目の新鋭が濃密な人間ドラマを描く、最高傑作!

 
【関連】
発表!第1回「未来屋小説大賞」 | 株式会社未来屋書店

 


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