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伊東順子さん『続・韓国カルチャー』刊行記念!伊東順子さん×斎藤真理子さんトークイベントを開催

伊東順子さん著『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』(集英社)の刊行を記念して、本屋B&Bにて、伊東順子さんと翻訳家・斎藤真理子さんによるトークイベント「韓国カルチャーと『中くらいの友だち』」が8月13日(日)にオンライン&リアル開催されます。

 

『続・韓国カルチャー』について

前著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』に続く、本書『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』では「歴史」に重点を置き、ドラマや映画などの韓国のエンターテイメント作品を通じて韓国社会の変化を考察しています。

 
本書で取り上げるドラマ・映画作品は「今、私たちの学校は…」「未成年裁判」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「ブラザーフッド」「スウィング・キッズ」「リトル・フォレスト 春夏秋冬」「子猫をお願い」「シークレット・サンシャイン」「私たちのブルース」「シスターズ」「D.P.―脱走兵追跡官―」「猫たちのアパートメント」「はちどり」「別れる決心」など、Netflix配信で世界的に人気となったドラマからカンヌ国際映画祭受賞作品まで、全25作品以上を掲載。

【主な内容】

●パンデミック下、三密回避の中でのドラマ撮影
●韓国人が考える、「大人の責任」とは?
●韓国での「オルン(大人)」の意味
●ソウルの南北問題――江南と江北
●韓国映画における女性監督の草分け、イム・スルレとはどんな人なのか
●子猫がリードした「ワラナコ運動」
●猫の人気と連動する韓国社会の変化
●映画『サバハ』が描いた、韓国のカルト宗教
●韓国人にも難しい済州島の言葉
●「イ・ビョンホン」をふりかえる
●なぜ韓国ドラマ『シスターズ』はベトナムで放送中断になったのか?
●「歴史歪曲」という批判と謝罪、「青い蘭」の秘密
●入隊したBTSのJIN
●韓国の徴兵制と新兵教育隊
●出演者たちにも軍生活のトラウマが…… 
●なぜ韓国では不人気だった猫が20年で?主演”を飾るまでに至ったのか?
●富裕層はなぜ江南に引っ越したか? 
●パク・チャヌクが主題歌『霧』にこだわった理由

 

トークイベント「韓国カルチャーと『中くらいの友だち』」開催概要

今回のイベントでは、韓国から来日中の著者・伊東順子さんと韓国文学の翻訳者・斎藤真理子さんという、高でも最低でもない、韓国との“中くらい”の友情のかたちを探る雑誌『中くらいの友だち』の編集メンバーでもあるお二人が、今好きな作品や心に留めている作品、『中くらいの友だち』編集秘話などについて語り合います。

 
■開催日時:2023年8月13日(日)19:00~21:00 (18:30 受付開始)

■場所:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F) + オンライン(Zoom)

■参加方法:以下のいずれかのチケットを購入してください。
◎来店参加(数量限定・1ドリンク付き):2,750円(税込)
◎配信参加:1,650円(税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』1,078円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』1,078円+『中くらいの友だち Vol.12』1,320円(いずれも税込)
※「書籍つき」の場合、書籍はイベント後の発送となります。

★詳細&申込み:https://bookandbeer.com/event/bb230813a_kculture/

 

登壇者プロフィール

 
■伊東順子(いとう・じゅんこ)さん

ライター、編集・翻訳業。愛知県出身。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。

著書に『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』(集英社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)等。訳書に『搾取都市、ソウル――韓国最底辺住宅街の人びと』(イ・ヘミ著、筑摩書房)等。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』(皓星社)を創刊。

 
■斎藤真理子(さいとう・まりこ)さん

韓国語翻訳者。1960年生まれ、新潟市出身。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。在学中にサークル活動で韓国語を学ぶ。1991年から延世大学語学堂で韓国語を学ぶ。

主な訳書にチョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ハン・ガン『すべての、白いものたちの』、ファン・ジョンウン『ディディの傘』など。最新刊はペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』。2015年『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞。著書に『韓国文学の中心にあるもの』。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化 (集英社新書)
伊東 順子 (著)

前著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』に続く待望の第二弾。
本著では「歴史」に重点を置き、韓国社会の変化を考察する!

中くらいの友だちVol.12
中くらいの友だち編集部 (著)

高でも最低でもない、韓国との“中くらい”の友情のかたちを探る雑誌の第12号。 執筆陣は在韓日本人、在日韓国人、長年韓国とかかわってきたメンバー。詩、エッセイ、翻訳、街歩き、韓国伝統食や韓国ロックなど、ユニークな視点で韓国にアプローチします。

<既刊>

韓国カルチャー 隣人の素顔と現在 (集英社新書)
伊東 順子 (著)

韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?

韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は?
一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?
挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は?

本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。
近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。

【主な内容】
・キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?
・治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ
・日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム
・男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」
・性的マイノリティと梨泰院
・『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない
・財閥ファミリーの結婚
・3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」
・悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?
・自分が属するステータスを表す「住まい」
・チョンセの起源とその功罪

 
【関連】
伊東順子×斎藤真理子「韓国カルチャーと『中くらいの友だち』」『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』(集英社)刊行記念 – 本屋 B&B

 


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