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「疲れた一日の終わり、それでも私はまだ仕事とともに進みたい」韓国でロングセラー!働く女性を中心に圧倒的共感を呼んだエッセイ『仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために』が刊行

韓国でロングセラー、 働く女性を中心に圧倒的共感を呼んだイ・ダヘさんのエッセイ『仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために』邦訳版(訳:オ・ヨンアさん)がかんき出版より刊行されました。

 

心に刺さる強烈なメッセージは会社員もフリーランスも共感必至!

エッセイスト、映画雑誌記者、ラジオパーソナリティ…etc.
著者のイ・ダヘさんは、パラレルキャリアで20年以上奔走し、韓国では「読んでいない本、観ていない映画はない」といわれるほどのリアル働きマン。しかし、実のところ「他人に対して一番羨ましく思うのは社交性」だという内向型人間でもあります。

 
本書は、ラジオや講演などを通じて数多くの仕事をする人々の熱烈な支持を得てきた著者が、仕事に対する話で読者に寄り添い、圧倒的共感を呼んだ話題書。私たちが「毎日をぶれずに、小さな山場を越えながら着実に仕事をするための方法」について聞かせてくれます。

 
本書の中で著者は、「思いどおりのスピードが出ないからといって悩んだりせずに、長く走る心づもりをしておきましょう。自分にも、自分の愛する人にも、聞かせたい言葉です」と言います。「よく働くためによく休む」ことの大切さを綴った、会社員もフリーランスも必読の痛快エッセイです。

 
「自分を見失わずに、心も体も健やかに、仕事に対する愛情や情熱を失わないためにはどうすればいいだろう」

疲れた一日の終わり、時には励ましの言葉がただむなしく感じられるとき、必ずヒントをくれる本です。

 

自分を見失わずに、長く働き続けるために

 
「プロローグ あなたとわたしの毎日の気持ち」より

私はこれまでずっと、一人でもしっかり仕事のできる人になりたいと思ってきました。ここ数年は、できることならこの先長く「一緒に」働きたいと思ってもらえる人でありたいと思うようになりました。組織に属していようといまいと、誰だって一人では仕事はできないのだし、「一緒に」働ける信頼もまた、組織が与えてくれるものではありません。自分の限界を受け入れて、ほかの人たちと力を合わせてつくりあげていけるシナジー効果についても、深く考えるようになりました。

(中略)

ただはっきりと言えるのは、みんなもっとちゃんと休んだほうがいいですよ、ということかもしれません。燃え尽き症候群という言葉は40代の中間管理職だけでなく、20代の新入社員たちからも聞こえてきます。休息さえもが生産性云々で語られるような昨今です。その日のルーティンを終えてほっとして休むことについてぼんやり考えるよりも、勉強であれ投資であれ余暇であれなんであれ、戦闘的な姿勢で臨まなければならない時代になっています。自分を大切に生きるために、働くために、人はどうあるべきなのでしょう。そんなことを思いながらこの本を書きました。この本が私を救ってくれたように、あなたにとっても何かちょっとした助けになれたらと願っています。

私たちがそれぞれの場所で頼れるパートナーとして、日々生活する人として、互いをリスペクトしあえたらと思うのです。実力、信頼、リスペクトする心があれば、私たちはもっと長くフィールドで活躍できるはず。今日もどこかで奔走するあなたの一日を応援しています。

 

本書の目次

プロローグ あなたとわたしの毎日の気持ち

1 「今日」を生きる

2 会社を辞める前に仕事ができるようになろう

3 危機のときこそ輝きを放つ人

4 自分を見失う前に、疲弊する前に

5 キャリアの次を準備する方法

訳者あとがき よどまず、たゆまず、堂々と

 

著者プロフィール

 
■イ・ダヘさん

作家、映画雑誌『CINE21』の記者。著述と講演を業にしている。キャリア目標は長い間現場にいる人になること。志が合う人たちと長い間一緒に前に進むことを模索したいと思っている。CGVシネライブラリー「イ・ダヘのブッククラブ」、ポッドキャスト「イ・ダヘの21世紀シネフィックス」、ネイバーオーディオクリップ「イ・スジョン、イ・ダヘの犯罪映画プロファイル」のパーソナリティを務めた。現在KBSラジオ「イ・ダヘの映画館、チョン・ヨウルの図書館」を担当している。

著書に『出勤途中の呪文』『大人になってより大きな混乱が始まった』『最初からうまく書ける人はいません』『明日のための私の仕事』『旅の言葉』『朝食:朝食中に思ったこと』『とにかく、スリラー』(すべて未邦訳)などがある。

 
■訳:オ・ヨンアさん

翻訳家。慶應義塾大学卒業。延世大学国際大学院国際関係学科修士課程修了。梨花女子大通訳翻訳大学院修士・博士課程修了。韓国の小説やエッセイを日本語に翻訳するかたわら、梨花女子大通訳翻訳大学院、韓国文学翻訳院で講師を務めている。

チョ・ヘジン著『かけがえのない心』で2023年韓国文学「翻訳大賞」を受賞。訳書にチェ・ジウン著『ママにはならないことにしました』、リュ・シファ著『愛しなさい、一度も傷ついたことがないかのように』、キム・ソヨン著『子どもという世界』、ファン・ジョンウン著『百の影』 などがある。

 

仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために
イ・ダヘ (著), オ・ヨンア (翻訳)

【韓国の働く女性を中心に圧倒的共感!】
エッセイスト、映画雑誌記者、ラジオパーソナリティ…
パラレルキャリアで20年以上奔走し、韓国では読んでいない本、観ていない映画はないといわれるほどの超働きマンなのに、「他人に対して一番羨ましく思うのは社交性」だという内向型著者による、会社員もフリーランスも必読の痛快エッセイ。

「自分を見失わずに、心も体も健やかに、仕事に対する愛情や情熱を失わないためにはどうすればいいだろう」

疲れた一日の終わり、それでも私はまだ仕事とともに進みたい。

「どうやったら疲れずに働き続けられますか?」
「ただやるんです。あまり考えすぎないように気をつけています」

やりたいという気分を盛り上げようと努力したり、やらなくちゃという義務感をモチベーションにしたりしてみようともしましたが、結果として今の私は、ただ「やる」ということに重点を置くのに必死になっています。やると決めたことはただやるのです。気分に任せてもだめだし、無理やり自分に強制してもだめ。私よ、やることにしたんだからこれはやろうよ、という具合に。
これは、社会人として生きていく私が淡々と最善を尽くす方法です。(本文より)

 


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