本のページ

SINCE 1991

『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』済東鉄腸さん×『ムラブリ』伊藤雄馬さんトークイベントを開催

今年2月に刊行された2冊の書籍、済東鉄腸さん著『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』(左右社)と、伊藤雄馬さん著『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』(集英社インターナショナル)の刊行を記念して、本屋B&Bにて済東鉄腸さんと伊藤雄馬さんによるトークイベント「人生を変えた言語との出会い~言語にハマって笑ったこと、泣いたこと」が4月20日(木)にオンライン&リアル開催されます。

 

トークイベント「人生を変えた言語との出会い~言語にハマって笑ったこと、泣いたこと」開催概要

日本どころか千葉の実家の子供部屋からもほとんど出ない引きこもりの映画オタクが、ルーマニア映画に惚れ、知識ゼロ、学習書もほとんどない中、驚きの独学方法でルーマニア語を学び、さらにはルーマニア語で小説を書くルーマニア馬鹿になるまでの全記録『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』の著者・済東鉄腸さんと、タイ・ラオスの少数民族・ムラブリの美しい言語の研究を通して、人間と言葉の新たな可能性を拓く言語学ノンフィクション『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』の著者・伊藤雄馬さんという、言語に出会って人生が激変したお二人が、言語と出会った時のことや、それにまつわる悲喜こもごもについて語り合います。

 
■開催日時:2023年4月20日(木)19:30~21:30(19:00オンライン開場)

■場所:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F) + オンライン(Zoom)

■参加方法:以下のいずれかのチケットを購入してください。
◎来店参加(数量限定・1ドリンク付き:2,750円(税込)
◎配信参加:1,650円(税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』1,980円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』1,980円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』2,891円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』2,891円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』1,980円+書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』2,891円+配送手数料520円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』1,980円+書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』2,891円+配送手数料520円(いずれも税込)
※「書籍つき配信参加」の場合、書籍はイベント後の発送となります。

★詳細&申込み:https://bookandbeer.com/event/20230420_jgd/

 

出演者プロフィール

 
■済東鉄腸(さいとう・てっちょう)さん

映画痴れ者、映画ライター。1992年生まれ、千葉県出身。大学時代から映画評論を書き続け、「キネマ旬報」などの映画雑誌に寄稿するライターとして活動。その後、ひきこもり生活のさなかに東欧映画にのめり込み、ルーマニアを中心とする東欧文化に傾倒。その後ルーマニア語で小説執筆や詩作を積極的に行い、現地では一風変わった日本人作家として認められている。

コロナ禍に腸の難病であるクローン病を発症し、その闘病期間中に、noteでエッセイや自作小説を精力的に更新。今はルクセンブルク語とマルタ語を勉強中。趣味は芸歴のまだ短い芸人のYoutube動画に激励メッセージを残すこと、食品や薬品の成分表を眺めること。注目している若手芸人はネオバランス、春とヒコーキ。最も気になる化学物質はアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物。

★Twitter:https://twitter.com/GregariousGoGo
★ブログ:https://razzmatazzrazzledazzle.hatenablog.com/
★note:https://note.com/gregariousgogo/

 
■伊藤雄馬(いとう・ゆうま)さん

言語学者、横浜市立大学客員研究員。1986年生まれ、島根県出身。2010年、富山大学人文学部卒業。2016年、京都大学大学院文学研究科研究指導認定退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、富山国際大学現代社会学部講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員などを経て、2020年より独立研究に入る。

学部生時代からタイ・ラオスを中心に言語文化を調査研究している。ムラブリ語が母語の次に得意。
2022年公開のドキュメンタリー映画「森のムラブリ」(監督:金子遊さん)に出演し、現地コーディネーター、字幕翻訳を担当。本作が初の著書。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話
済東鉄腸 (著)

暑苦しくって切実で、好奇心みなぎるノンフィクションエッセイ!!

海外留学はおろか地元の千葉からもほとんど出ない引きこもりの映画オタクが、ルーマニア語と運命的な出会いを果たし、一回も海外に行ったことがないままルーマニア文学史に名を残した話。受験コンプレックス、鬱、クローン病。八方塞がりの苦しみから、ルーマニア語が救ってくれた。暑苦しくって切実で、好奇心みなぎるノンフィクションエッセイ。 千葉の片隅から、魂の故郷・ルーマニアへの愛を叫ぶ――

#千葉ルー #千葉ルー #千葉ルー #千葉ルー

装幀:木庭貴信+青木春香(オクターヴ)
装画:横山裕一

ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと
伊藤 雄馬 (著)

就活から逃げ出した言語学徒の青年は、美しい言語を話す少数民族・ムラブリと出会った。文字のないムラブリ語を研究し、自由を愛するムラブリと暮らすうち、日本で培った常識は剥がれ、身体感覚までもが変わっていく……。
言葉とはなにか? そして幸福、自由とはなにか? ムラブリ語研究をとおしてたどり着いた答えとは……?
人間と言葉の新たな可能性を拓く、斬新極まる言語学ノンフィクション。

★高野秀行(ノンフィクション作家、『語学の天才まで1億光年』著者)
「不思議な本。ただ面白いだけでなく、別の世界にトリップしたような感覚に襲われる。」

★川添愛(作家・言語学者、『言語学バーリ・トゥード』著者)
「生きる力を削がれた現代人のために、言語学者に何ができるのか。その答えがここにある。」

【ムラブリとは】
タイやラオスの山岳地帯に暮らす少数民族。人口は500名前後と推測される。
「ムラ」は「人」、「ブリ」は「森」を指すため、「森の人」を意味する。タイ国内では「黄色い葉の精霊」とも呼ばれる。
かつては森のなかで狩猟採集をしながら遊動生活をしていたが、定住化が進んでいる。
ムラブリ語には文字がなく、話者数の減少にともない、消滅の危機にある「危機言語」に指定されている。言語学的に希少な特徴が複数確認されている。

【ムラブリ(語)の不思議】
・あいさつがない?
・「上」は悪く、「下」は良い?
・暦も年齢もない?
・過去と未来が一緒?
・意図的に方言をつくった?
・数を数えるのは宴会芸? etc……

【内容の一部抜粋】
・初調査は突然の「帰れ」で終了
・お金がなさすぎて、ムラブリにおごってもらう
・5年かけて、ムラブリの「家族」になる
・人食い伝説によって分断されたムラブリのグループに100年越しに再会してもらい、その様子を映画にする
・ムラブリ語を話せるようになったことで、身体もムラブリ化していく
・日本でムラブリのように暮らしてみる etc……

 
【関連】
済東鉄腸×伊藤雄馬「人生を変えた言語との出会い?言語にハマって笑ったこと、泣いたこと」『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』(左右社)『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』(集英社インターナショナル) W刊行記念 – 本屋 B&B

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です