【坊っちゃん文学賞】大賞に兵庫県の鈴川紗以さん「ルカの麒麟」
松山市は、青春文学を公募する「第15回坊っちゃん文学賞」の受賞作品を発表しました。
「第15回坊っちゃん文学賞」の受賞作品について
第15回坊っちゃん文学賞は、応募総数1,941点(小説部門が854点、ショートショート部門が1,087点)の中から以下の作品が受賞作に選ばれました。
なお、今回、第15回と子規・漱石生誕150年を記念してショートショート部門が新設されています。
【小説部門】
■大賞
「ルカの麒麟」 鈴川紗以さん(兵庫県芦屋市)
■佳作
「坂道」 塩見知伸さん(兵庫県明石市)
「星の紛れ」 荒木佳純さん(長崎県西彼杵郡)
【ショートショート部門】
■大賞
「オトナバー」 塚田浩司さん(長野県千曲市)
■佳作
「shell work」 小狐裕介さん(青森県)
■子規・漱石特別賞
「はるのうた」 松山帖句さん(愛媛県松山市)
小説部門大賞受賞者には賞金として200万円が、佳作受賞者には50万円がそれぞれ贈られます。またショートショート部門大賞受賞者には賞金20万円、佳作には賞金5万円、子規・漱石特別賞は賞金5万円が贈られます。
受賞作については、マガジンハウスが来年2月8日発行する雑誌『Hanako』に掲載される予定です。
審査委員は、小説部門が椎名誠さん、早坂暁さん、中沢新一さん、高橋源一郎さん、ショートショート部門が田丸雅智さん、ウェス・じゃん=まーくさん、神野紗希さん、水鏡なおさん。
坊っちゃん文学賞について
坊っちゃん文学賞は、正岡子規、高浜虚子など多くの俳人を輩出、漱石の代表作『坊っちゃん』の舞台となった地として知られている松山市(愛媛県)が1989年の市政100周年を機に創設。新しい青春文学の創造を目的とした公募の文学賞です。松山市と坊ちゃん文学賞実行委員会が主催。
ちなみに、第4回大賞を受賞した敷村良子さんの『がんばっていきまっしょい』は、1998年に田中麗奈さん主演で映画化され、さらに2005年にはテレビドラマとして全国放送され話題となりました。
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