本の要約サービス「flier」が1月の月間ランキングを発表 1位は『ドーパミン中毒』
本の要約サービス「flier」を運営する株式会社フライヤーは、2023年1月のビジネス書月間ランキングを発表しました。
※ランキングは、「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位付け。集計期間は2022年12月25日~2023年1月24日です。
『スマホ脳』に続く、世界的ベストセラーが1位! 現代人がハマる「ドーパミン」の快楽とは?
1位に輝いたのは昨年10月に刊行された『ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケさん、訳:恩蔵絢子さん/新潮社)です。本書は快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」が広がる現代社会に警鐘をならすと共に、依存からの脱出法と、心豊かに生きるための防衛術を提示します。
消費することこそが私たちの生きる動機の全てとなってしまったこの世界で、衝動的に何かを過剰摂取してしまうことをどうやったらやめられるのか……新年を迎え、仕事やプライベートで様々な誘惑に対して「今年こそやめなければ」と思いを新たにした人が多いことでしょう。しかし、それを難しくするのが本書にある脳内快楽物質=ドーパミン。人間の本質的な中毒から逃れられない現代人に刺さる一冊です。
<flierユーザー閲覧数 月間ランキングTOP10(2023年1月)> ※敬称略
1位:『ドーパミン中毒』(アンナ・レンブケ、恩蔵絢子(訳)/新潮社)
2位:『いつもよりラクに生きられる50の習慣』(藤本梨恵子/かんき出版)
3位:『言語化の魔力』(樺沢紫苑/幻冬舎)
4位:『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』(松下幸之助、松下政経塾(編)/PHP研究所)
5位:『成功する人の仕事のやり方』(ナイジェル・カンバーランド、高崎拓哉(訳)/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
6位:『感性のある人が習慣にしていること』(SHOWKO/クロスメディア・パブリッシング)
7位:『夢をかなえるゾウ0』(水野敬也/文響社)
8位:『人を選ぶ技術』(小野壮彦/フォレスト出版)
9位:『仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全』(安田修/日本実業出版社)
10位:『リーダーは話し方が9割』(永松茂久/すばる舎)
※なお、今回の月間ランキングに基づいたフェアが、イオングループの「未来屋書店」など全国39都道府県、約170店舗の書店にて3月より開催予定です。開催期間や展開書籍・点数は、各店舗によって異なります。
フライヤーのコメント「一年の計は“ドーパミン”で決まる!? 『スマホ脳』『ストレス脳』に続く、現代人必読の世界的ベストセラーが1位に!」
ランキングの上位5冊を見てみると、自己啓発、仕事術などの自身の悩みを解決したいと考えるビジネスパーソンの支えとなる本が多くランクインしていることがわかります。
その中でも『ドーパミン中毒』が、最も多くの支持を集めました。買い物、ゲーム、SNS…といった快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の中で生きる現代人に、快楽からの脱出法と、心豊かに生きるための防衛術を具体例を交えてわかりやすく解説しています。
大ヒット『スマホ脳』『ストレス脳』に続く「心を少し楽にする」世界的ベストセラー!なぜ人は「推し」や「沼」にハマると抜け出せなくなってしまうのか? 現代人の中毒の本質に迫る大注目の1冊です。
他にも、2位・3位は「自己啓発」、4位・5位は「仕事術」と、心のときほぐしやビジネススキルの向上に直接効く書籍が5冊中4冊ランクインする結果となりました。新年が始まり、自分自身や仕事に向き合うために大切な時期なのかもしれません。自分が取り組むべきオンオフを見極めている読者の気持ちが反映されたランキングとなりました。
2023年1月 ビジネス書月間ランキング1位『ドーパミン中毒』編集担当 新潮社・出版企画部新潮新書編集部 北本壮さんのコメント
本書が「月間ランキング」1位とのことで、読んで下さった皆様、ありがとうございました! たいへんうれしく思っております。
本書は、『スマホ脳』に続いて力を入れて送り出した世界的ベストセラーの翻訳書なのですが、『スマホ脳』もフライヤー様に取り上げていただいたことが大ベストセラーとなったひとつのきっかけでした。そうした意味でも『ドーパミン中毒』が1位となってうれしく思っております。
『スマホ脳』でもそう思ったのですが、今回もフライヤー様のまとめ方は独特の視点があって、タイトルのつけ方も含めて本当に感心させられます。
きっと何かの「救い」になる良書だと思っておりますので、ぜひこれをきっかけに、本書を手に取っていただけたらと願っております。
「flier(フライヤー)」について
flier(フライヤー)は、 ビジネス書を中心とした本の内容を「1冊10分」に要約してアプリやWebで閲覧できるサービスです。新刊を中心に旬の本や既刊の名著を毎日1冊、年間365冊配信しています。
flier(フライヤー)の最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があり、要約した原稿にも目を通してもらうことで、高品質なサービスを提供しています。
要約の文字量は4,000字ほどで、10分程度で読める工夫をしています。「flier」には、新刊(掲載書籍の8割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップ。現在3,000冊超(2022.12)を掲載しています。要約記事は自社の編集者に加えて、経験豊富な外部ライター約50人が作成します。
★URL:https://www.flierinc.com/
ドーパミン中毒 (新潮新書) アンナ・レンブケ (著), 恩蔵 絢子 (翻訳) 快感に、殺される!? スマホ、アイドル、ゲームから酒、セックス、ドラッグまで、「脳内麻薬」ドーパミンが依存症へと駆り立てる。 大ヒット『スマホ脳』『ストレス脳』に続く「心を少し楽にする」世界的ベストセラー『ドーパミン中毒』が取り上げるのは依存症。なぜ人は「推し」や「沼」にハマると抜け出せなくなってしまうのでしょう? スマホ、アイドル、ゲームやSNSにハマるのも、恋愛中毒やワーカホリックに陥るのも、のべつまくなしのセックス、酒、ギャンブル、薬物といった依存症に到るまで……鍵を握るのは「脳内麻薬」とも呼ばれる脳内化学物質ドーパミン。いまや巨大な「ドーパミン経済」の渦中で生きていると言っても過言ではない現代人。誰しも無縁ではないこの問題を、名門スタンフォード大学の医学部教授で依存症医学の第一人者である著者がわかりやすく解説、「脱出法」と「防衛術」を伝授します。 「はじめに」より |
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