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京都の偏屈な食いしん坊作家、初の東京ひとり暮らしに挑む!千早茜さん〈「体にいい」の呪縛を解く食エッセイ〉第3弾『こりずに わるい食べもの』が刊行

千早茜さん著『こりずに わるい食べもの』

千早茜さん著『こりずに わるい食べもの』

作家・千早茜さんによる、「体にいい」の呪縛を解く異色の食エッセイシリーズ第3弾『こりずに わるい食べもの』がホーム社より刊行されました。

 

果てなき欲望の海原を、食って食らって突き進め! 千早茜さんは東京でも「こりずに」ゴー・マイ・ウェイ!

食にただならぬ情熱を燃やし、Twitter に美味しそうな食べものばかり投稿することでも知られる作家・千早茜さんが、「体にいい」の呪縛を解く食エッセイ・シリーズ『わるい食べもの』、通称「わるたべ」。

幅広い世代・性別から支持を受けるシリーズの第3弾は、これまでの京都から東京へと舞台を移し、さらに深みを増しています。

 
20年以上暮らした京都を離れ東京でひとり暮らしをはじめた著者は、変化し続ける2021~22年の東京を拠点に、何を食べ、どう生きるのか? 偏屈でチャーミングな食いしん坊が食を通じて人生を見つめ直し、考えたことの断片たちを、ユーモラスに繊細に、そして真摯に綴ります。

 
カバーと挿絵を手掛けるのは、洋菓子「フランセ」のパッケージ等で知られる大人気イラストレーター、北澤平祐さん。不思議でかわいい、本書でしか見られない「食」の世界を楽しめます。

 
【本シリーズに寄せられた絶賛の声】

彼女が自分を基準に普通だと思っていることは、たいがいおかしい。そんなチハヤがあるとき真顔で、「エッセイってどう書くのかわからなくて……」と言った。何を言ってるんだ、こんな凄いものを書いておいて。
──村山由佳さん(作家)

ユーモラスな毒と愛を持って綴られた食べ物たちは、驚くほど魅惑的だ。千早茜さんのエッセイは、日常的な食事さえも、特別な一口に変えてしまう。
──島本理生さん(作家)

やっぱり千早さんは、おいしいものへの情熱と解像度が高い。
──岡田 育さん(文筆家)

 
<内容紹介>

◎40年ずっと嫌厭してきたIH と仲良くなれるのか?……「コンロのT-1000」
◎緊急事態宣言下の連休で果実食に挑戦してみたが……「先祖返り」
◎投げやりだった20代の頃、白昼夢のような海の記憶……「海老の頭」
◎横浜中華街で、肉汁過多の極北に出会った……「中華街の粉仕事」
◎10代の息苦しさから救ってくれた、雨とココアとビスケット……「雨と神様の物語」
…ほか、多彩な味わいの全30話。

山形へ旅した「山形編」、アフリカ時代の鮮烈な記憶を描く「川の底」など書き下ろし4編も収録。

※ホーム社文芸図書WEBサイト「HB」で連載時の内容が試し読みできます。
★URL:https://hb.homesha.co.jp/m/mea6728d51538

 

著者プロフィール

著者の千早茜(ちはや・あかね)さんは、1979年生まれ、北海道出身。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年「魚神(いおがみ)」で第21回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。同作は2009年に第37回泉鏡花文学賞も受賞した。

2013年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、2021年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を受賞。

他の小説作品に『男ともだち』『西洋菓子店プティ・フール』『クローゼット』『神様の暇つぶし』『さんかく』『ひきなみ』、初の歴史小説『しろがねの葉』やクリープハイプの尾崎世界観さんとの共著『犬も食わない』等。食にまつわるエッセイも好評で「わるい食べもの」シリーズ、新井見枝香さんとの共著『胃が合うふたり』がある。

 

こりずに わるい食べもの
千早 茜 (著)

果てなき欲望の海原を
食って食らって突き進め!

偏屈な食いしん坊作家・千早茜による、「体にいい」の呪縛を解く異色の食エッセイ。
シリーズ第3弾となる本作では、京都を離れ、初の東京ひとり暮らしへ……。
“知らないこの街で、これから好きなものを探していける。
食の海を渡るための、はっきりした好き嫌いの羅針盤も持ちあわせている。
さあ、どこまで自由になれるだろう。”(本文より)

 
【関連】
連載 千早茜「こりずに わるい食べもの」|HB ホーム社文芸図書WEBサイト

 


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