本のページ

SINCE 1991

詩集『詩303P 内田麟太郎』が刊行&内田麟太郎さんの地元・福岡県大牟田市や大川市で行われた講演動画を公開!

内田麟太郎さん著『詩303P 内田麟太郎』

内田麟太郎さん著『詩303P 内田麟太郎』

内田麟太郎さんの詩集『詩303P 内田麟太郎』が303BOOKSより刊行されました。また、刊行を記念して、地元・福岡県大牟田市や大川市で行われた講演の動画も公開中です。

 

「1杯のコーヒーのように内田麟太郎の詩100篇を」

本書には、内田麟太郎さんが日々ブログやSNSなどで発表し、詩集に収められていなかった100篇が収録されています。

 
ことば遊び、ナンセンスユーモアから抒情的な詩まで、幅広く内田麟太郎さんの世界を愉しむことができます。なんてことのない日常も、内田麟太郎さんの視点を通すと、かけがえのない日常に変わります。

1日1篇ずつ読み進める、ぱっと開いたページの詩を読む、その日の気分にあった詩を読むなど、1杯のコーヒーのような、日々のささやかな愉しみとなるように幅広いテーマから選ばれています。

 

内田麟太郎さん 講演と詩の朗読

 

 

詩人・文月悠光さん 推薦!

中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞し、21世紀の現代詩をリードする詩人・文月悠光さんからも、帯に素敵な言葉が寄せられています。

 
「一人じゃないよ」とこの本は教えてくれた。
見えない存在に、私たちは守られて生きている。
そのことに気づかせてくれる、あたたかな詩集。
詩人・文月悠光

 

内田麟太郎×杉野ギーノス=「未知との遭遇」

詩集の装画と挿絵は、独特なタッチと鮮やかな色彩で、今最も注目されているアーティスト、杉野ギーノスさんが描いています。

 
内田麟太郎さんは、あとがきで自身の詩と杉野ギーノスさんの絵のコラボレーションを「未知との遭遇!」と表現しています。「美しい抒情世界とブリキのおもちゃの出会い。これぞ少年世界でなくてなんでしょう。」と。

 
そして、ブックデザインは数多くの本の装丁やアートディレクションを手がけている寄藤文平さんが担当。内田麟太郎さん×杉野ギーノスさん+寄藤文平さん、この3人の才能がぶつかり、融合されて生まれた詩集は、これまでにない世界観で表現された珠玉の一冊となっています。

 

著者等プロフィール

 
■内田麟太郎(うちだ・りんたろう)さん

1941年生まれ、福岡県出身。詩人、絵詞(えことば)作家。

『さかさまライオン』で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』で日本絵本賞、詩集『ぼくたちはなく』で三越左千夫少年詩賞を受賞。他に絵本「おれたち、ともだち!」シリーズなど著作多数。

2021年に福岡県大牟田市に「おれたち、ともだち!」シリーズをはじめ絵本の原画を収蔵する「ともだちや絵本美術館」(http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/)が設立される。303BOOKSサイトにて詩の連載中(https://303books.jp/series/内田麟太郎の詩-303p/)

 
■絵:杉野ギーノス(すぎの・ぎーのす)さん

佐賀県出身。東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て2020年から個展や企画展などの出展を中心に作家として活動。オイルパステルで描く、マットな質感と鮮やかな色彩が特徴。

 
■装丁・デザイン:寄藤文平(よりふじ・ぶんぺい)さん

1973年生まれ、長野県出身。2000年に有限会社文平銀座を設立。広告アートディレクションとブックデザインを中心に、ロゴデザイン、執筆活動も行う。

著書に『ウンココロ』(実業之日本社)、『死にカタログ』(大和書房)、『デザインの仕事』(講談社)など。

★HP:https://www.bunpei.com/

 
■推薦:文月悠光(ふづき・ゆみ)さん

撮影:山本春花

撮影:山本春花

詩人。1991年生まれ。高校3年の時に発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。

詩集に『わたしたちの猫』、エッセイ集に『臆病な詩人、街へ出る。』など。今年11月に第4詩集『パラレルワールドのようなもの』を刊行。

★HP:http://fuzukiyumi.com/

 

詩303P 内田麟太郎
内田 麟太郎 (著), 杉野ギーノス (イラスト)

「P」に込めた想い
この企画が始まった頃、寄藤文平さんから「詩集は従来アーカイブのような役割を果たしているものが多く、書棚にしまっておきがちになるけど、もっと手軽な、いつもテーブルにそっと置いておけるような感じにしませんか」と、ペーパーバックのような本を提案されました。そして、303BOOKSの本だから303ページにして、「詩303P」というシリーズにしたらどうかと。「P」には、いろいろな意味も込められています。「Poem」「Page」「Piece」「Punch」……、「P」のつく言葉を出していき、若い人から年配の人まで、暮らしの傍らに置いて読んでもらえるような詩集のシリーズを目指すことになったのです。

 
【関連】
詩303P 内田麟太郎 |杉野ギーノス|寄藤文平|303BOOKS

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です