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【日本マーケティング本大賞2022】『The Art of Marketing マーケティングの技法』が大賞を受賞

学術研究団体「日本マーケティング学会」は、マーケティング理論や実践の普及のため、日本マーケティング学会員が選ぶ「日本マーケティング本大賞2022」の受賞作品を発表しました。

 

「日本マーケティング本大賞2022」が決定!

「日本マーケティング本 大賞2022」の受賞作品は次の通りです。

 
<「日本マーケティング本 大賞2022」受賞作品>

■大賞

音部大輔(おとべ・だいすけ)さん
『The Art of Marketing マーケティングの技法 パーセプションフロー・モデル全解説』(宣伝会議)

 
■準大賞(2冊)

◎田中洋(たなか・ひろし)さん
『ブランド戦略ケースブック2.0 13の成功ストーリー』(同文舘出版)

◎奥谷孝司(おくたに・たかし)さん・岩井琢磨(いわい・たくま)さん
『マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント』(日経BP)

 
「推薦理由」など詳細は、https://www.j-mac.or.jp/bookaward/ をご覧ください。

 

「日本マーケティング本 大賞2022」概要

■目的:マーケティング理論や実践の普及のため、日本で1年間に出版されたマーケティング書籍を対象に、日本マーケティング学会員が推奨する優れたマーケティング書籍として選出。

■対象書籍:2021年4月1日から2022年3月31日に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く、および学会員著作に限らず対象とする)

■選考方法
◎1次投票:学会員1人につき1~3作品を投票(学会ウェブサイト上)し、1次投票の得票数上位10作品(本年は10作品)をノミネート本として発表。
◎2次投票:ノミネート作品から、学会員1人につき1~3作品を選び投票(学会ウェブサイト上)し、2次投票の得票数上位より、大賞作品を決定。

★詳細:http://www.j-mac.or.jp/bookaward/

 
<日本マーケティング学会について>

日本のマーケティング力を培っていくために、理論と実践との、そして他分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」を目指し、2012年に発足した日本学術会議協力学術研究団体です。

2000名を超える研究者や実務家の会員が所属し、学術誌マーケティングジャーナルの発行をはじめ、マーケティングカンファレンスや、35ものテーマが研究されるリサーチプロジェクト、魅力的なゲストを招くマーケティングサロンなど、多様な「探究と創発」の場を提供しています。

★URL:http://www.j-mac.or.jp/

 

【ダウンロード特典付き】The Art of Marketingマーケティングの技法―パーセプションフロー・モデル全解説
音部大輔 (著)

どんな組織・商品でも応用可能
マーケティング活動の全体最適を実現する「技法」を手に入れる

「個々の施策がバラバラで、有機的に連携していない」
「広告会社などパートナーから望んでいるような提案が来ない」
「チームの意識統一ができていない」

デジタル化の進展やメディア・手法の多様化・細分化が進み、単体の施策でマーケティング活動を成功に導くことは難しくなりました。
複雑化する環境下で的確な意思決定を下すために必要なのは、活動全体を俯瞰した「全体最適」の実現です。

本書は、マーケティング活動の全体設計図である「パーセプションフローR・モデル」の考え方を紹介し、その使い方、つくり方、検証の仕方までを詳細にわたって解説するものです。
「パーセプションフロー・モデル」を効果的に活用することで、冒頭に挙げたような、部分最適が引き起こす事態から抜け出すことができます。

マーケティング活動の全体像が俯瞰できる「設計図」
パーセプションフロー・モデルとは、マーケティング活動を目的から実行に至るまで、1枚にまとめた「全体設計図」です。
その過程を、消費者の認識(=パーセプション)の変化とともに記していることが最大の特徴です。

本書の筆者である音部大輔氏は、P&Gジャパンのマーケティング本部でマーケターとして消費財ブランドを担当していた当時、このモデルの原型を開発。その後ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂でマーケティング組織を率いる過程でブラッシュアップを続けてきました。現在はアルコール飲料や自動車、医薬品、家電、住宅、学習塾、保険、IP、電力会社、放送局など、ありとあらゆる業態で活用されています。本書は「パーセプションフロー・モデル」について解説する初めての書籍です。

本書の冒頭は、音部氏がブランドマネジャーとして経験した市場再創造の事例(洗剤「アリエール」のケース)、市場導入の事例(消臭剤「ファブリーズ」のケース)を詳細にわたって紹介。
「戦略」「マーケティング」「ブランド」などマーケターが理解すべき基本概念についても解説しています。ブランドを担当するマーケターだけでなく、マーケティングチームに参加する広告会社の営業やプランナーにとっても使える一冊です。

ブランド戦略ケースブック2.0 ―13の成功ストーリー―
田中 洋 (著)

企業を発展させるブランドをどうつくり、育てるか?新商品・サービスやスタートアップのブランド構築、海外市場開拓、地域ブランド向上等、多彩な事例からブランド戦略を徹底分析。

マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント
奥谷 孝司 (著), 岩井 琢磨 (著)

「つながっている価値」のない企業は、顧客の日常から消えていく――。
デジタル革命によって「顧客とつながる」ことが前提になり、マーケティングの基礎そのものが変わろうとしている時代の「New Basic of Marketing」を理論と事例の両面から解説。新しいフレームワークとして「カスタマー・バリュー・ピラミッド」「エンゲージメント4P」などを提唱する。さらに、その視点から、注目すべきビジネスモデルを持つ企業の事例を分析していく。D2C、OMO、DXなどを推進する上での大原則がここにある。

4P×デジタル革命
本書はデジタル革命を前提として、それがもたらすマーケティング変化に目を向ける。顧客の「暮らしのデジタルシフト」が加速したいま、チャネルやプロモーションのデジタル化という次元を超え、マーケティング思考の根本がデジタルを前提としたものに置き換わりつつある。
本書ではマーケティング思考の基本とも言える4P(プロダクト、プライス、プロモーション、プレイス)を再考し進化させ、デジタル時代における「マーケティングの新しい基本」として提示する。さらにこれを用いて、ペロトン、ルルレモン、YAMAP、スナックミー、トライアル、ニトリ、カインズ、ナイキ、ウォルマート、アマゾンフレッシュ、ウォルグリーン、盒馬鮮生(ヘマーセンシェン)などの国内外の企業事例を具体的に観察し、彼らの「デジタルを前提とした戦い方」を解釈していく。
マッカーシーが提唱した4Pなんて古すぎる、使えないと思われるかもしれない。しかし本書はあえてこの誰もが知る思考法を使うことで、デジタル革命において起きている思考進化を描出する。そしてこの思考法を軸として、革命の真っ只中にいるマーケティング現場が取り組むべき問いを考えていくこととしたい。(プロローグより)

 
【関連】
日本マーケティング学会 – 日本マーケティング本大賞2022

 


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