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【サッカー本大賞2022】大賞は藤坂ガルシア千鶴さん『ディエゴを探して』が受賞

サッカー本大賞2022が決定!

サッカー本大賞2022が決定!

カンゼンは、優れたサッカー本に贈る「サッカー本大賞2022」の受賞作を発表しました。

 

サッカー本大賞2022が決定!

2021年に刊行されたサッカー本より12作品が優秀作品として選出され、その中から、次の通り「大賞」「特別賞」「読者賞」が決定しました。

 
<「サッカー本大賞2022」受賞作品>

 
■大賞
藤坂ガルシア千鶴さん
『ディエゴを探して』(イースト・プレス)

 
■特別賞
◎ディートリヒ・シュルツェ=マルメリングさん
『FCバイエルンの軌跡 ナチズムと戦ったサッカーの歴史』(訳:中村修さん/白水社)
◎ジェームス・モンタギューさん
『ULTRAS 世界最凶のゴール裏ジャーニー』(訳:田邊雅之さん/カンゼン)

■読者賞
藤田雅史さん
『サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES』(ニューズ・ライン)

※「読者賞」はフットボールチャンネル上での読者投票で最も得票数が多かった本に贈られます。

■CB賞(クレイジーブーツ賞)
該当作品なし

※CB賞とは、ヨーロッパのリーグで最も多くの得点を挙げた選手に与えられる「ゴールデンブーツ賞」(現在はゴールデンシュー)をオマージュし、最も多くの「ユーモアな文章」を綴った著者に贈られる特別な賞です。
Cはクレイジー、Bはブーツで、その名も「クレイジーブーツ賞」となります。

 
選考委員は、金井真紀さん、佐山一郎さん、陣野俊史さん、幅允孝さん。なお、「選評」「選考委員プロフィール」などは、こちらのPDF をご覧ください。

 
【サッカー本大賞2022優秀作品】

◎『旅する練習』(乗代雄介さん/講談社)
◎『予測不能のプレミアリーグ完全ガイド』(著:内藤秀明、編:エルゴラッソ編集部/三栄書房)
◎『フットボール新世代名将図鑑』(結城康平さん/カンゼン)
◎『カルチョメルカート劇場 世界一クレイジーな移籍市場の秘密をすべて教えよう』(著:ジャンルカ・ディ・マルツィオさん、訳:片野道郎さん/ソル・メディア)
◎『いまさら誰にも聞けない サッカー隠語の基礎知識』(サッカーネット用語辞典/カンゼン)
◎『サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES』(藤田雅史さん/ニューズ・ライン)
◎『ディエゴを探して』(藤坂ガルシア千鶴さん/イースト・プレス)
◎『蹴日本紀行 47都道府県フットボールのある風景』(宇都宮徹壱さん/エクスナレッジ)
◎『ディエゴ・マラドーナの真実 追悼・増補版』(著:ジミー・バーンズさん、訳:宮川毅さん/ベースボール・マガジン社)
◎『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編』(編著:OWL magazine/西葛西出版)
◎『FCバイエルンの軌跡:ナチズムと戦ったサッカーの歴史』(著:ディートリヒ・シュルツェ=マルメリングさん、訳:中村修さん/白水社)
◎『ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニー』(著:ジェームス・モンタギューさん、訳:田邊雅之さん/カンゼン)

 

 

サッカー本大賞について

サッカー本大賞は、「良質なサッカー書籍が日本のサッカー文化を豊かにする」をコンセプトにウェブメディア「フットボールチャンネル」を運営するカンゼンが2014年に創設した文学賞です。前年の1月1日から12月31日に刊行されたサッカー本(読み物に限り、いわゆる技法書、テクニック本、サッカー漫画は除く)を対象とします。

一次選考によって「優秀作品」を選出。優秀作品を対象とする最終選考で大賞が決定します。また、読者の投票によって「読者賞」が決定します。

 

ディエゴを探して
藤坂ガルシア千鶴 (著)

マラドーナは神様なんかじゃない。

アルヘンティノス・ジュニオルス時代ーー
まだ「神」と呼ばれる前の7年間。

マラドーナに魅せられて1989年にブエノスアイレスに移り住んだジャーナリストが描く、知られざる世界的スーパースターの素顔。
恩師、幼馴染み、チームメイト、パーソナルトレーナー、ファンなどへの取材から「人間ディエゴ」の実像を浮き彫りにする。

FCバイエルンの軌跡:ナチズムと戦ったサッカーの歴史
ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング (著), 中村 修 (翻訳)

ホロコーストの記憶を刻む、ドイツ王者120年の歴史。

ブンデスリーガ九連覇を果たし、最多優勝記録保持者(レコードマイスター)を誇るFCバイエルン・ミュンヘン。いまや強豪クラブチームとして勇名を轟かすが、歴史を築いた選手や指導者たちにユダヤ系の人びとが数多く存在したことはあまり知られていない。ドイツ選手権初制覇はユダヤ人会長とユダヤ人監督のもと成されたのだが、FCバイエルンを王座に導いたユダヤ人たちは〈敬われ、迫害され、忘却されて〉きた。
1933年4月9日、ドイツでは、主要なサッカークラブが声明を発表する。それはナチスの政治体制への協力を申し出るもので、スポーツクラブからの「ユダヤ人排斥」に関するものであった──。
本書はFCバイエルンとそのクラブに関わったユダヤ人たちを顕彰し、世界史の闇のなかに葬り去られてきた「ナチス時代におけるサッカー界の実情」を描き出した、画期的な歴史書。読み物としての面白さもそなえている。ドイツのサッカー王者120年の歴史。
「ナチズムが台頭する時代のサッカー」を詳らかにすることで、「ホロコーストの記憶」を刻印する、現代史の一級資料。人名解説索引・写真多数収録。木村元彦さん推薦。

ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー
ジェームス・モンタギュー (著), 田邊雅之 (翻訳)

劇的なドラマ、スター選手、華麗なテクニック、そして戦術。
ゴール裏のスタンドには、これらの一般的な目的とは全く異なる理由で、 サッカーの試合に熱狂する人々が膨大に存在する。
それが今日のサブカルチャーを作り上げた「ウルトラス」だ。
彼らは世界中のスタジアムを発煙筒の煙と怒号で満たしてきたが、我々はこの異質なファンのことを何も知らないに等しい――。

サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES
藤田 雅史 (著)

サッカーが人生を彩る、十六の物語たち。
サッカーのある暮らしを鮮やかに描いた、珠玉のサポーター小説が誕生!

サポーターも、そうじゃない人も。みんなが心を揺らした、あの試合、あの選手、あのゴール……。

アルビレックス新潟サポーターズマガジン『LARANJA AZUL』の人気連載が単行本化! アルビのサポーターはもちろん、すべてのサッカー好きが楽しめる、“ピッチの外側の普通の人々”の人生を描くこれまでにない新しいタイプの“サッカー小説”の誕生です。

恋愛、結婚、出会いと別れ……誰かを想うとき、いつもそこにサッカーの記憶が重なる。愛するクラブを持つ人ならきっと共感できる、3篇の書き下ろし新作を含む16篇を収録。

 
【関連】
「サッカー本大賞2022」大賞作品が決定! – 株式会社カンゼン

 


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