主人公全員、煩悩まみれのミュージシャン!みうらじゅんさん官能ロック小説『永いおあずけ』が刊行 映画化「変態だ」原作を含む5編を収録

みうらじゅんさん著『永いおあずけ』
「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」みうらじゅんさんの官能ロック小説『永いおあずけ』が新潮社より刊行されました。
主人公は全員、煩悩まみれのミュージシャン。不倫、緊縛、放置、性病、投稿と、「変態」の全部盛りで、業深き中年男性の痴態をこれでもかと描く小説集です。すでに映画化された「変態だ」(監督:安齋肇さん、主演:前野健太さん、2016年公開)の原作を含む5編を収録。
「中年の煩悩を描きたい」――みうらじゅんさんの官能ロック小説『永いおあずけ』
<あらすじ>
変態と言われれば言われるほど、僕の体は燃え上ってしまう――。売れないロッカーが東北の雪山でのライブに愛人同伴で向かう「変態だ」、南の島で憧れのスターのSMプレイを目撃する「僕のスター」、かつてのバンド仲間の葬儀で熟女の悪戯に翻弄される「永いおあずけ」など5編を収録。
不倫、緊縛、放置、性病、投稿の全部盛りで、煩悩まみれの中年ミュージシャンの痴態を描く。「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」みうらじゅんさんの官能ロック小説!
【推薦コメント】
◎前野健太さん(シンガーソングライター/俳優、映画「変態だ」主演)
「青春期を終え、煩悩まみれになってしまった中年期に、それでもロックし続けるのだ、変態し続けるのだ、というみうらさんのメッセージにグッときました。」
著者からのメッセージ
「「青春のダークサイド」とも言える「中年の煩悩」を描きたいと思って執筆しました。ミュージシャンを主人公にしたのは、華やかな舞台の裏にある〝奈落のステージ〟にこそ煩悩が渦巻いていると考えたからです。エロとホラーとギャグは背中合わせ――その〝三角関係〟を楽しんでもらえれば幸いです。」
――みうらじゅん
著者プロフィール

(c)常盤響
著者のみうらじゅんさんは、1958(昭和33)年生まれ。京都市出身、京都市育ち。イラストレーターなど。
武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。在学中に漫画家デビュー。1997(平成9)年、造語「マイブーム」が新語・流行語大賞に。2018年、仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞。2021年『「ない仕事」の作り方』が本屋大賞「発掘部門/超発掘本!」部門を受賞。
著書に『マイ仏教』『マイ遺品セレクション』『人生エロエロ』、『見仏記』シリーズ(いとうせいこうさんとの共著)など多数。
永いおあずけ みうらじゅん (著) |
◆脳科学者・中野信子さん×国際政治学者・三浦瑠麗さんが「不倫」について語り尽くす『不倫と正義』が刊行 | 本のページ
◆みうらじゅんさん×辛酸なめ子さんが古今東西のハダカをめぐって大いに語り合う初の対談集『ヌー道 nude じゅんとなめ子のハダカ芸術入門』が刊行 | 本のページ
◆石井竜也さん『本日の日本』が期間限定で一部無料公開! 「自分が何もつくる気がしなくなるような精神状況に陥ってしまうことがいちばん怖かった」2011年、東日本大震災で感じた本音とは… | 本のページ
◆井上荒野さん『あちらにいる鬼』が文庫化! 瀬戸内寂聴さん「作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった」 | 本のページ