【北海道ゆかりの本大賞】増田俊也さん『北海タイムス物語』と野田サトルさん『ゴールデンカムイ』が受賞
第二回北海道ゆかりの本大賞の結果が発表され、「文芸書部門」は増田俊也さんの『北海タイムス物語』が、「コミック部門」は野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれました。
「北海道ゆかりの本大賞」とは
北海道ゆかりの本大賞は、物語の舞台等、本の内容が北海道にまつわる内容で、著者が北海道出身または在住など、北海道にゆかりのある本を北海道の書店員自らが選び、店頭アピールをし、北海道発の北海道らしいベストセラー作品の発掘することを目指して創設された賞です。
第二回北海道ゆかりの本大賞について
今回は、9月5日に札幌で開催された第四回北海道書店大商談会の来場書店の投票によって選定され、増田俊也さんの『北海タイムス物語』と野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれました。
なお、各部門のノミネート作品は以下の各5作品でした。
【文芸書部門】
『物語のおわり』(湊かなえさん/朝日新聞出版)
『手島圭三郎全仕事』(『手島圭三郎全仕事』編集委員会/絵本塾出版)
『凛』(蛭田亜紗子さん/講談社)
『アシタノユキカタ』(小路幸也さん/祥伝社)
『北海タイムス物語』(増田俊也さん/新潮社)
【コミック部門】
『波よ聞いてくれ』(沙村広明さん/講談社)
『ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!』(たむらあやこさん/講談社)
『ゴールデンカムイ』(野田サトルさん/集英社)
『はっぴーえんど』(魚戸おさむさん/小学館)
『白暮のクロニクル』(ゆうきまさみさん/小学館)
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