『オール讀物』11月号は〈「小説家」への道〉特集 「高校生直木賞」受賞の伊吹有喜さん×加藤シゲアキさんが対談 オンライン講座〈「小説家」への道 歴史時代短編書き方講座〉も開催

『オール讀物』11月号は〈「小説家」への道〉特集 「高校生直木賞」受賞の伊吹有喜さん×加藤シゲアキさんが対談
文藝春秋が発行する小説誌『オール讀物』では、10月22日発売の11月号で〈「小説家」への道〉と題した特集を企画、第101回をむかえたオール讀物新人賞が発表されます。
伊吹有喜さん×加藤シゲアキさん、劇場版「きのう何食べた?」西島秀俊さん×梶芽衣子さんが豪華対談!
「オール讀物新人賞」は、今回から歴史時代小説ジャンルに特化してリニューアル。応募総数992篇の中から、安部龍太郎さん、門井慶喜さん、畠中恵さんの三人の選考委員により、出崎哲弥さんの「装束ゑの木」が受賞作に決定しました。
明治時代の東京を舞台に、新聞ジャーナリズムの草創期が描かれ、時代の「空気」を的確に描写した点が高く評価されました。
また「オール讀物新人賞」出身作家である桜木紫乃さんのインタビューと、桜木さんをはじめ、歴代新人賞作家が読切小説を寄稿。
そして、綾辻行人さん、麻耶雄嵩さん、法月綸太郎さんをはじめ、数多くのミステリー作家を輩出してきた京都大学推理小説研究会(通称京大ミステリ研)のOBである人気作家・円居挽さんと、『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)を上梓した新潮社の名編集者・新井久幸さんが、「ミステリの書き方」講座〈10の必勝法〉を伝授するなど小説家志望者は必読の企画が満載です。

梶芽衣子さん(右)と西島秀俊さん
特集以外では、関容子さんによる対談企画「名優 男×女」のゲストに、11月3日から全国東宝系にて公開の劇場版「きのう何食べた?」で母子役として共演した西島秀俊さんと梶芽衣子さんを迎えて、撮影現場でのエピソードや俳優としての矜持をたっぷり伺っています。
また、『雲を紡ぐ』と『オルタネート』で史上初の高校生直木賞W受賞となった、伊吹有喜さんと加藤シゲアキさんのお二人による、今夏「高校生直木賞」に参加した全国の高校生たちに向けたオンライン講演会の様子を収録。お互いの作品への感想や、創作手法、デビューまでの道のり、そして高校生たちの質問も交え、熱く語り合っています。
このほかにも、髙見澤俊彦さんの連載小説「特撮家族」や、桐野夏生さんの書き下ろし短篇「残念」なども掲載されています。
オンライン講座〈「小説家」への道 歴史時代短編書き方講座〉を開催!
『オール讀物』2021年11月号発売に合わせて、〈「小説家」への道 歴史時代短編書き方講座〉と題した「有料オンライン講座」が12月11日に開催されます。
ゲストには、前回、満場一致で第100回「オール讀物新人賞」を受賞した高瀬乃一さんを迎えて、「オール讀物新人賞」選考委員の安部龍太郎さん、門井慶喜さん、畠中恵さんから新人賞応募者への録画メッセージの公開や、今回から歴史時代小説分野へとリニューアルした「オール讀物新人賞」全体の傾向、そして予選を通過するために必要な小説作法を分かりやすく解説します。
★〈「小説家」への道 歴史時代短編書き方講座〉イベント詳細:https://bunshun-allyomimono05.peatix.com/
オール讀物2021年11月号 (第101回オール讀物新人賞発表)
11月号の特集は「小説家への道」と題して、第8回高校生直木賞同時受賞の伊吹有喜と加藤シゲアキによる特別講演会の模様を詳細に公開! 〈高校生直木賞特別対談〉 〈第101回オール讀物新人賞決定&発表〉 〈歴代オール讀物新人賞作家競作〉 〈デビュー20年目記念〉 〈京都大学推理小説研究会直伝〉 〈秋の現代小説傑作館〉 〈名優 男×女〉 〈強力連載〉 〈グラビア 注目の新人作家2001〉 〈ブックトーク〉 〈偏愛読書館〉 〈おしまいのページで〉 |
【関連】
▼【第101回新人賞発表「オール讀物」2021年11月号付】小説家への道 歴史時代短編書き方講座 | Peatix
◆【第8回大藪春彦新人賞】花邑あきらさん「女衒事業者」が受賞 映像化奨励賞もW受賞 | 本のページ
◆『死んだ山田と教室』著者・金子玲介さん×菅生新樹さんトークイベント&サイン会を開催 | 本のページ
◆『紙魚の手帖』vol.19は「第34回鮎川哲也賞」選評、「第2回創元ミステリ短編賞」選評&受賞作を掲載 | 本のページ
◆宮西建礼さん〈第4回創元SF短編賞受賞作〉を含むデビュー作品集『銀河風帆走』が刊行 | 本のページ