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第30回電撃小説大賞 《銀賞》受賞作『バケモノのきみに告ぐ、』が刊行

KADOKAWAは、第30回電撃小説大賞 《銀賞》を受賞した柳之助さん著『バケモノのきみに告ぐ、』(イラスト:ゲソきんぐさん)を電撃文庫より刊行しました。

 

バケモノに恋をしたこと、きみにはあるか?

本作は、電撃小説大賞史上初のWeb小説サイト「カクヨム」発の小説で、罪人として囚われた少年が不思議な力を操る少女たちとの出会いを振り返るという伝奇×追想録という異色の構成が高く評価されました。

ヒトとバケモノが交わす間違いだらけの愛の果てに待つ真相にご注目ください。

 
【あらすじ】

城壁都市バルディウム、ここはどこかの薄暗い部屋。
少年・ノーマンは拘束されていた。どうやら俺はこれから尋問されるらしい。語るのは、感情を力に換える異能者《アンロウ》について。そして、『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』。名を冠した4人の美しき少女とバケモノに立ち向かった想い出。

「とっとと倒して、ノーマン君。帰ってイチャイチャしましょう」
「……いや、君にも頑張ってほしいんだけど?」

全くやる気のない最強で最凶な彼女たちの欲望を満たし、街で起こる怪事件を秘密裏に処理すること。これこそが俺の真なる使命――――のはずだった。

だが、いまや俺はバルディウムを混乱に陥れた大罪人。魔法も、奇跡も、幻想も。この街では許されないようだ。でも、希望はある。どうしてかって?
――この〈告白〉を聞けばわかるさ。

 
<書店&作家陣から応援コメント続々!>

◆川上稔さん(『境界線上のホライゾン』)
ようこそ薄暗い性癖の街バルディウムへ!

本書を手に取ればそれが住民票ですこの街の観客となって噂話に浸ったり夜の音に窓を開けたりうっかり巻き込まれ死もありですね良い御時間を!

 
◆カミツキレイニーさん(『魔女と猟犬』)
〝人×人ならず者〟のバディものってだけでも面白そうなのに、×ミステリー、×アクションと様々に掛け合わされた贅沢な一品でございました。

涙花、魔犬、宝石、妖精と四人のバディたちは色鮮やかで、賑やかで、まるで甘いお菓子の詰め合わせのよう。一つの箱にこれだけやりたいこと、やりたい場面を詰め込めるパワーは見事です。新人賞とのことで、著者はこれからも次々とパワフルなお話を生み出していくのでしょう。期待しています。

 
〔刊行を記念して『バケモノのきみに告ぐ、』スペシャルPVも公開!〕

 

 

電撃小説大賞史上初、カクヨム発の電撃大賞受賞作!

本作は、KADOKAWAのWeb小説サイト「カクヨム」からの応募も可能となった第30回電撃小説大賞で《銀賞》を受賞した作品で、電撃小説大賞史上初のカクヨム発受賞作となります。

 
【選考委員選評】 ※一部抜粋

◆吉野弘幸さん(「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」脚本)
webで改めて読み始めたところ印象はガラリと変わり、テンポよく面白く、ヒロインたちのキャラも立ってバトルも楽しく、と大満足で、実は私が大賞に推したのはこの作品です。

 

バケモノのきみに告ぐ、 (電撃文庫)
柳之助 (著), ゲソきんぐ (イラスト)

第30回電撃小説大賞最終選考会に波紋を呼んだ、異色の伝奇×追想録。
ラスト、世界の均衡を揺るがす少年の或る〈告白〉とは――。

 
【関連】
バケモノのきみに告ぐ、 | 特設ページ | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト

 


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