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【訃報】俳人・斎藤夏風さんが死去 俳誌「屋根」元・主宰

俳人で、俳誌「屋根」の元・主宰の斎藤夏風(さいとう・かふう:本名=本名安弘)さんが8月21日、老衰のため東京都内の病院で死去しました。86歳。東京出身。葬儀は26日午前9時30分から東京都杉並区高円寺北2の2の5の公益社高円寺会館で。喪主は長男の厚司さん。

 
斎藤夏風さんは、1931年生まれ。1954年に山口青邨の「夏草」に入会。1965年より1991年まで「夏草」編集人。1986年に「屋根」を創刊し、主宰。2010年に句集『辻俳諧』で第50回俳人協会賞を受賞。岩手日報俳句選者、角川書店「平成俳壇」選者、NHK俳壇選者などを務めました。

句集に、『埋立地』『櫻榾』『次郎柿』『燠の海』『禾(のぎ)』など。また、『俳句実作のための草木花春夏秋冬 NHK俳句』『夏風先生の俳句道場』、共著『名句に学ぶ俳句の骨法』などの著作もあります。

 

辻俳諧―句集

 
禾 角川俳句叢書 (25)
山口青邨に師事し、「世代を超えて共有できる『いのちの美』を追及する」ことを目的とする結社「屋根」を創刊・主宰する著者が、旅先や日常の中で感じた不思議、そして自然と農を謳いあげた第五句集。

 


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