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インパルス板倉俊之さんが小説『鬼の御伽』を刊行  「桃太郎」の凄惨なまでに苛烈な戦いを描く!

板倉俊之さん著『鬼の御伽』(イラスト:浅田弘幸さん)

板倉俊之さん著『鬼の御伽』(イラスト:浅田弘幸さん)

人気お笑い芸人「インパルス」の板倉俊之さんの新作小説『鬼の御伽』(おにのおとぎ)が、ドワンゴの新ブランド「ⅡⅤ」(トゥーファイブ)より1月25日に刊行されます(発売はKADOKAWA)。

 

人間の業、鬼の宿命――。

本書では、誰もが知る童話「桃太郎」と「泣いた赤鬼」を板倉俊之さんが、オリジナル要素をふんだんに盛り込み、独自の視点で新たな物語に仕立てました。

 
装画は、『テガミバチ』(集英社)、TVアニメ『どろろ』のキャラクターデザインなどで人気の漫画家、浅田弘幸さんが描き下ろしました。

 
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赤鬼は指のない右手の平で、桃太郎を弾き飛ばした。
背中から地面に激突し、そのまま勢いよく後ろ向きに転がり、やがて仰向けになった。
いっしょになって飛ばされたらしく、切断した片方の角が、近くで固い音を立てた。
痛みすら感じなかった。肉体はもはや、感覚を失いつつあった。
(「パーフェクト太郎」本文より一部抜粋)
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「桃太郎」の凄惨なまでに苛烈な戦いを描いた傑作「パーフェクト太郎」の他、「新訳 泣いた赤鬼」を収録。

 

著者プロフィール

 
■板倉俊之(いたくら・としゆき)さん

1978年生まれ。兵庫県宝塚市出身。吉本興業所属。お笑いコンビ「インパルス」のすべてコントの作・演出を手掛けている。

2009年、初の小説『トリガー』を発表。その他の著作に『蟻地獄』『機動戦士ガンダムブレイジングシャドウ』『月の炎』シリーズなどがある。

 
■浅田弘幸(あさだ・ひろゆき)さん

1968年生まれ。神奈川県横浜市出身。漫画家。

代表作『I’ll -アイル-』『テガミバチ』(ともに集英社)を執筆。2019年、手塚治虫さん原作TVアニメ『どろろ』のキャラクターデザインを担当。

 

鬼の御伽
板倉 俊之 (著), 浅田 弘幸 (イラスト)

実力派お笑い芸人・板倉俊之(インパルス)が紡ぐ新たな御伽噺――。

短編『パーフェクト太郎』と、中編『新訳 泣いた赤鬼』の2編を収録。

 


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