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「第41回日本SF大賞」最終候補作が決定 菅浩江さん、林譲治さん、野﨑まどさん、立原透耶さん、伴名練さん、北野勇作さんらの計7作品

「第41回日本SF大賞」最終候補作が決定!

「第41回日本SF大賞」最終候補7作品が決定!

日本SF作家クラブは、SFとして優れた作品に贈る「第41回日本SF大賞」の最終候補作を発表しました。

 

「第41回日本SF大賞」最終候補7作品が決定!

日本SF作家クラブ会員および一般のファンや読者がエントリーした作品の中から、日本SF作家クラブ会員の投票により、次の7作品が最終候補作となりました。

 
<「第41回日本SF大賞」最終候補作>

◎『歓喜の歌 博物館惑星III』(菅浩江さん/早川書房)

◎『星系出雲の兵站』全9巻(林譲治さん/ハヤカワ文庫JA)

◎『タイタン』(野﨑まどさん/講談社)

◎立原透耶氏の中華圏SF作品の翻訳・紹介の業績に対して

◎『時のきざはし 現代中華SF傑作選』(編:立原透耶さん/新紀元社)

◎『日本SFの臨界点』全2巻(編:伴名練さん/ハヤカワ文庫JA)

◎『100文字SF』(北野勇作さん/ハヤカワ文庫JA)

 
なお、最終選考会は2021年2月下旬の予定です。選考委員は、草上仁さん、小谷真理さん、白井弓子さん、森岡浩之さん、三雲岳斗さん。

 

日本SF大賞について

日本SF大賞は、日本SF作家クラブが1980年に創設し、主催している賞です。毎年9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品を対象としています。

第34回より、候補作選出にあたって「エントリー制」を導入。日本SF作家クラブ会員だけでなく、一般のファンや読者も、同等の権利でエントリーに参加できます。

エントリーされた作品のなかから、日本SF作家クラブ会員の会員投票によって、5作品ほどの最終候補作品が選ばれます。そして、「選考委員の討議」により、最終候補作品のなかから日本SF大賞が決定します。

エントリーできる作品は「出版物や映像作品、および現実に起きた出来事や製品も含む」となっており、「はやぶさ帰還」などの出来事や、「ボーカロイド」「ASIMO」などの製品も対象となります。

エントリーの際の評価基準は、SFとしてすぐれた作品であり、「このあとからは、これがなかった以前の世界が想像できないような作品」や「SFの歴史に新たな側面を付け加えた作品」となります。

自薦・他薦は問わず、同人誌、インターネット上の活動、自主制作ゲーム・動画・音楽等、インディーズの作品全般もエントリーできます。

 

歓喜の歌 博物館惑星3
菅 浩江 (著), 十日町たけひろ (イラスト)

地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大博物館苑――〈アフロディーテ〉。そこには、全世界のありとあらゆる美術品、動植物が収められている。音楽・舞台・文芸担当の〈ミューズ〉、絵画・工芸担当の〈アテナ〉、そして動・植物担当の〈デメテル〉――女神の名を冠した各専門部署では、データベース・コンピュータに頭脳を直接接続させた学芸員たちが、収蔵品の分析鑑定・分類保存をとおして”美”の追究に勤しんでいた。そんな博物館惑星に赴任したばかりの新人自警団員・兵藤健は、同じく新人で、総合管轄部署〈アポロン〉配属の尚美・シャハムらとともに、創立50周年記念フェスティバルの夜、国際的な贋作組織の摘発に臨むが――。
あのダニエル・キイスが推薦した名作『永遠の森 博物館惑星』、その19年ぶりの続篇『不見の月 博物館惑星II』に続く、シリーズ第3作。

星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA)
林 譲治 (著), Rey.Hori (イラスト)

人類の播種船により植民された五星系文明。辺境の壱岐星系で人類外の産物らしき無人衛星が発見された。非常事態に出雲星系を根拠地とするコンソーシアム艦隊は、参謀本部の水神魁吾、軍務局の火伏礼二両大佐の壱岐派遣を決定、内政介入を企図する。壱岐政府筆頭執政官のタオ迫水はそれに対抗し、主権確保に奔走する。双方の政治的・軍事的思惑が入り乱れるなか、衛星の正体が判明する――新ミリタリーSFシリーズ開幕。

タイタン
野崎 まど (著)

今日も働く、人類へ

至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥ったタイタンのカウンセリングだった――。

アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。

時のきざはし 現代中華SF傑作選
立原 透耶 (編集)

本邦における中華SF紹介の第一人者たる立原透耶氏が、数多ある短編作品から十七篇の傑作を厳選。
劉慈欣と並び「中国SF四天王」と称される王晋康、韓松、何夕の三大家をはじめ、台湾SF界の長老・黄海から、ハードSFの江波、詩情に満ちた作風の潘海天、清朝スチームパンクの梁清散ら中堅・ベテラン作家、日本でもおなじみの陸秋槎、さらには糖匪、昼温ら、若手・女性作家の作品までを収録。
全編本邦初訳。表題作「時のきざはし」は、ここ数年次々と大きな賞を獲得している期待の新鋭、滕野の代表作のひとつ。
個性豊かな物語の紡ぎ手十七名による、多彩な現代中華SFを、存分にお楽しみください。

日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙 (ハヤカワ文庫JA)
伴名 練 (編集), れおえん (イラスト)

『なめらかな世界と、その敵』の著者・伴名練が、全力のSF愛を捧げて編んだ傑作アンソロジー。恋人の手紙を通して異星人の思考体系に迫った中井紀夫の表題作、高野史緒の改変歴史SF「G線上のアリア」、円城塔の初期の傑作「ムーンシャイン」など、現在手に入りにくい、短篇集未収録作を中心とした恋愛・家族愛テーマの9本を厳選。それぞれの作品への解説と、これからSFを読みたい読者への完全入門ガイドを併録。

100文字SF (ハヤカワ文庫JA)
北野 勇作 (著)

これだけ数が揃うと自分の頭が考えそうなことは大抵入っていて、そう言えばこんなのを書いてたな、とすぐに百文字で取り出せるようになって便利。でも同時に、これさえあればもう自分はいらないのでは、と思ったり。

 
【関連】
第41回日本SF大賞 最終候補作が決定しました! – SFWJ:日本SF大賞

 


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