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【第18回角川財団学芸賞】今福龍太さん『宮沢賢治 デクノボーの叡知』が受賞

第18回角川財団学芸賞が決定!

第18回角川財団学芸賞が決定!

角川文化振興財団は10月29日、第18回角川財団学芸賞の受賞作品を発表しました。

 

第18回角川財団学芸賞が決定!

第18回角川財団学芸賞は、10月13日に選考会を都内で開催し、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第18回角川財団学芸賞 受賞作品>

今福龍太(いまふく・りゅうた)さん
『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮社)

 
受賞者の今福龍太さんは、1955年生まれ。東京都出身。東京大学法学部卒業。テキサス大学オースティン校大学院博士課程単位取得(人類学・ラテンアメリカ研究)。文化人類学者。1980年代初頭よりメキシコ、カリブ海、アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し調査研究に従事。その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年より群島という地勢に遊動的な学び舎を求めて「奄美自由大学」を創設し主宰。現在、和光大学現代人間学部特任教授、東京外国語大学名誉教授。2017年『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』で読売文学賞、2020年『宮沢賢治 デクノボーの叡知』で宮沢賢治賞を受賞。

選考委員は、大澤真幸さん、鹿島茂さん、佐藤優さん、松岡正剛さん。

 
今福龍太さんには、賞状・記念品および副賞として100万円が贈られます。12月10日に予定されていた贈呈式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者と選考委員、関係者のみで行われます。

 
なお、第18回角川財団学芸賞の候補作は、以下の4作品でした。

【第18回角川財団学芸賞 候補作】
◎今福龍太さん『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮社)
◎大谷栄一さん『日蓮主義とはなんだったのか 近代日本の思想水脈』(講談社)
◎君野隆久さん『捨身の仏教 日本における菩薩本生譚』(KADOKAWA)
◎重信幸彦さん『みんなで戦争 銃後美談と動員のフォークロア』(青弓社)

 

角川財団学芸賞について

角川財団学芸賞は、「アカデミズムの成果をひろく一般読書人・読書界につなげ、知の歓びを共有するとともに、研究諸分野の発展に寄与する」ことを目的として、2013年に設立されました。

日本の文芸・文化、すなわち、文学・歴史・民俗・思想・宗教・言語等とその周辺分野、あるいは、それらを広範・多義的にテーマとする著作で、高レベルの研究水準にありながら、一般読書人にも読まれうる個人の著作を対象とします。
日本語で書かれた著作であることを条件としていますが、出版の形態は単行本・各種の叢書・選書・新書等、特に問いません。フィクション(小説・詩歌等)は含みません。

 

宮沢賢治 デクノボーの叡知 (新潮選書)
今福 龍太 (著)

愚者の「助け」だけがもたらす希望――。〈土偶坊 ワレワレ カウイフ モノニナリタイ〉―― 殆どの作品を「未完」の状態で残した宮沢賢治。その手稿が示す揺らぎと可能性を丹念に追うことで、賢治世界=イーハトーブのまったく新しい姿が見えてきた。石、宇宙、火山、動物、風等に込められた創造原理を解き明かし、いまを生きる私たちの倫理を問う、画期的批評。

 
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【決定のお知らせ】第18回 角川財団学芸賞 – 角川文化振興財団

 


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