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【第17回角川財団学芸賞】野崎歓さん『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』が受賞

第14回角川財団学芸賞が決定!

第14回角川財団学芸賞が決定!

角川文化振興財団は10月23日、第17回角川財団学芸賞の受賞作品を発表しました。

 

第14回角川財団学芸賞が決定!

第17回角川財団学芸賞は、10月22日に選考会が開催され、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第17回角川財団学芸賞 受賞作品>

野崎歓(のざき・かん)さん
『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』(集英社)

 
受賞者の野崎歓さんは、1959年、新潟県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程進学(1989年中途退学)。1985年から1989年、パリ第3大学仏文科博士課程留学。一橋大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授、同大学院人文社会系研究科准教授、同教授などを歴任。東京大学名誉教授。2000年、ベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年『ジャン・ルノワール 越境する映画』でサントリー学芸賞「社会・風俗」部門、2006年『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年『異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論』で読売文学「研究・翻訳賞」を受賞。

選考委員は、大澤真幸さん、鹿島茂さん、佐藤優さん、松岡正剛さん。

 
野崎歓さんには、賞状・記念品および副賞として100万円が贈られます。贈呈式は、12月12日午後3時より、ホテルメトロポリタンエドモント(東京・飯田橋)にて、第41回角川源義賞および第6回城山三郎賞と同時開催。

 
なお、第17回角川財団学芸賞の候補作は、以下の4作品でした。

【第17回角川財団学芸賞 候補作】
◎碧海寿広さん『仏像と日本人 宗教と美の近現代』(中央公論新社)
◎岡崎乾二郎さん『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房)
◎熊野純彦さん『本居宣長』(作品社)
◎野崎歓さん『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』(集英社)

 

角川財団学芸賞について

角川財団学芸賞は、「アカデミズムの成果をひろく一般読書人・読書界につなげ、知の歓びを共有するとともに、研究諸分野の発展に寄与する」ことを目的として、2013年に設立されました。

日本の文芸・文化、すなわち、文学・歴史・民俗・思想・宗教・言語等とその周辺分野、あるいは、それらを広範・多義的にテーマとする著作で、高レベルの研究水準にありながら、一般読書人にも読まれうる個人の著作を対象とします。
日本語で書かれた著作であることを条件としていますが、出版の形態は単行本・各種の叢書・選書・新書等、特に問いません。フィクション(小説・詩歌等)は含みません。

 

水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ
野崎 歓 (著)

井伏鱒二、生誕120年。本作では、初期から晩年までの作品を貫く、「魚」「水」「釣り」というモチーフが、いかに井伏にとって生の本質を形作っているかを明るみにし、井伏の作品群が21世紀の読者にとって思いがけないほど新鮮で強い感動を与えるにちがいないことを見事に描き出す。
「おれは、勉強しだいでは、谷崎潤一郎には成れるけれども、井伏鱒二には成れない」と太宰治が評した作家の新たな魅力を見つけよう。僕たちの新しいイブセがはじまる。

 
【関連】
【決定のお知らせ】第17回角川財団学芸賞|角川文化振興財団

 


コメント

  • 野崎歓さんの文章というのは柔らかくて詩的なものだ。
    愉快な、みずみずしい発見にも満ちていて。
    受賞されてほんとうに嬉しい。
    これからもダイナミックな創造を!

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