【第3回八重洲本大賞】ドミニク・チェンさん『未来をつくる言葉』と全卓樹さん『銀河の片隅で科学夜話』が受賞
八重洲ブックセンター(YBC)は、「NEW LIFE 新しい日常」をテーマとした第3回八重洲本大賞の受賞作品を発表しました。
第3回八重洲本大賞が決定!
第3回八重洲本大賞は、出版社およびYBCスタッフが選んだノミネート作品10作品(https://www.yaesu-book.co.jp/topics/19330/)の中から、次の通り受賞作が決定しました。
<第3回八重洲本大賞 受賞作品>
◎ドミニク・チェン(Dominique Chen)さん著
『未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)
◎全卓樹(ぜん・たくじゅ)さん著
『銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しいこの世界の小さな驚異』(朝日出版社)
受賞者のドミニク・チェンさんは、1981年生まれ。博士(学際情報学)。特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(現コモンスフィア)理事、公益財団法人Well-Being for Planet Earth理事、NPO法人soar理事。NTT InterCommunication Center[ICC]研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文化構想学部准教授。一貫してテクノロジーと人間の関係性を研究しています。
同じく受賞者の全卓樹さんは、京都生まれの東京育ち。東京大学理学部物理学科卒業、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了。博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在は高知工科大学理論物理学教授。
八重洲本大賞について
八重洲本大賞は、首都圏を中心に店舗展開する「八重洲ブックセンター」が創設。「情報があふれる今だからこそ、『本』で読みたいものがある。一つのキーワードを手掛かりに、既存のジャンルには収まりきらない『すごい本』を発掘し、もっと多くの方に読んでいただきたい!」をコンセプトとする文学賞です。
なお、今回(第3回)のテーマは「NEW LIFE 新しい日常」です。
未来をつくる言葉: わかりあえなさをつなぐために ドミニク・チェン (著) この人が関わると物事が輝く! 気鋭の情報学者がデジタル表現の未来を語る。 ぬか床をロボットにしたらどうなる? |
銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しい この世界の小さな驚異 全卓樹 (著) 大森望さん推薦! 一日の長さは一年に0.000 017秒ずつ伸びている。 空想よりも現実の世界のほうがずっと不思議だ、と感じるような、物理学者のとっておきのお話を22、集めました。 ・流れ星はどこから来る? 真夜中の科学講座のはじまり、はじまり。 ほんのひととき、日常を忘れて、科学世界の詩情に触れてみませんか? 「夜話と名乗ってはいるが、朝の通勤電車で、昼休みのひとときに、ゆうべの徒然の時間に、順序にこだわらず一編ずつ楽しんでいただければと思う。」――著者 |
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