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【第35回坪田譲治文学賞】村中李衣さん『あららのはたけ』が受賞

第35回坪田譲治文学賞が決定!

第35回坪田譲治文学賞が決定!

岡山市は1月21日、第35回坪田譲治文学賞の受賞作を発表しました。

 

第35回坪田譲治文学賞が決定!

第35回坪田譲治文学賞は、2018年9月1日から2019年8月31日までの1年間に全国で刊行された小説・児童文学等の中から、小説家・児童文学者等から推薦された93作品について、「大人も子どもも共有できる世界を描いたすぐれた作品」という観点で、予備選考会を経て候補作5作品を選定。この5作品について、1月14日に都内で開催された最終選考委員会で審査し、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第35回坪田譲治文学賞 受賞作品>

村中李衣(むらなか・りえ)さん
『あららのはたけ』(偕成社)

 
受賞者の村中李衣さんは、1958年生まれ。山口県出身。筑波大学卒業、日本女子大学大学院修士課程修了。ノートルダム清心女子大学児童学科教授。1984年『かむさはむにだ』で日本児童文学者協会新人賞、1985年『小さいベッド』で産経児童出版文化賞、1990年『おねいちゃん』で野間児童文芸賞、2013年『チャーシューの月』で日本児童文学者協会賞、2017年に論文「長期入院児のための絵本の読みあい」で日本絵本研究賞を受賞。

 
選考委員は、阿川佐和子さん、五木寛之さん、川村湊さん、中脇初枝さん、西本鶏介さん、森詠さん、森絵都さんの7名。

 
受賞者コメント、作品の概要、選考委員のコメントなど詳細は、http://www.city.okayama.jp/bungaku/31/tsubota_35.html をご覧ください。

 

坪田譲治文学賞について

坪田譲治文学賞は、「岡山市出身で、わが国の児童文学に新しい分野を拓いた、岡山市名誉市民の故坪田譲治さんのすぐれた業績を称えると共に、市民の創作活動を奨励し、市民文化の向上に資することを目的」として、1984年(昭和59年)に岡山市が制定した文学賞です。

9月1日を基準日とし、前一年間に刊行された文学作品の中から、「大人も子どもも共有できる世界を描いたすぐれた作品」を対象とします。

受賞者には、正賞として賞状及び楯(蛭田二郎さん作「鳥の少年」)、副賞として100万円が授与されます。

 

あららのはたけ
石川 えりこ (イラスト), 村中 李衣 (著)

横浜から山口に引っ越すことになった、小学4年生のえり。ある日、じいちゃんのすすめで、じぶんだけのちいさな畑をはじめることになりました。
そこで出会ったのは、ふまれても飄々と生きる雑草たちや、ももの木のうえから細かな毛を飛ばしてくる〈もものけむし〉、台風のまえの巣づくりで手ぬきをするクモ……都会から地方にやってきた少女の、みずみずしい視点でとらえた自然のすがたを手紙にして、横浜にくらす親友のエミへ送ります。

畑で見聞きしたこと、あたらしい生活のことに加えて、手紙の内容は、横浜の小学校で不登校になってしまった、ふたりの幼なじみ・けんちゃんのことに。部屋にこもってしまったけんちゃんに、ふたりができることとは……。

ふたりの少女の手紙のやりとりをとおして、自然のふしぎと、いじめをとりまく子どもたちの心の動きを繊細に描いた作品です。

 
【関連】
岡山市文学賞/第35回坪田譲治文学賞「あららのはたけ」

 


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