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『荒城に白百合ありて』著者・須賀しのぶさん×女優・芦名星さんスペシャル対談がカドブンで公開

KADOKAWAは、昨年11月に刊行した『荒城に白百合ありて』の著者・須賀しのぶさんと女優の芦名星さん、福島にルーツを持つ二人の女性の対談を文芸WEBマガジン「カドブン」で公開しました。

 

芦名星さん×須賀しのぶさん『荒城に白百合ありて』対談――フクシマにルーツを持つ二人が熱く語る、会津の白百合たち

カドブン『荒城に白百合ありて』対談/撮影:小嶋 淑子

カドブン『荒城に白百合ありて』対談/撮影:小嶋 淑子

『荒城に白百合ありて』の著者で、両親が会津出身の須賀しのぶさんと、福島県出身で『八重の桜』への出演経験もある女優の芦名星さん。お二人が本作の魅力を語り合います。

この模様は、文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)で公開中です。

★対談はこちらから:https://kadobun.jp/feature/talks/3sgldz7y3yio.html

 

『荒城に白百合ありて』について

 
<あらすじ>

燃える会津を、女は駆けた。最期の望みを叶えるために。

薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ秀才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に、燃え盛る江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女を見つけた。あやかしのような彼女は聞いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――
激動の時代に出逢いし二人の、悲劇の幕が、いま開く。

 
★文芸WEBマガジン「カドブン」で冒頭80ページの試し読み配信中:https://kadobun.jp/trial/kojoshirayuri/

 

須賀しのぶさん プロフィール

撮影:鈴木慶子

撮影:鈴木慶子

須賀しのぶ(すが・しのぶ)さんは、1972年、埼玉県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。1994年「惑星童話」でコバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞しデビュー。

2010年『神の棘』が各種ミステリーランキングで上位にランクインし、話題となる。2013年『芙蓉千里』『北の舞姫 芙蓉千里 II』『永遠の曠野 芙蓉千里 III』で第12回センス・オブ・ジェンダー賞大賞、2016年『革命前夜』で第18回大藪春彦賞、2017年『また、桜の国で』で第4回高校生直木賞を受賞。

その他の著書に『紺碧の果てを見よ』『くれなゐの紐』『帝冠の恋』の他、野球を題材にした『ゲームセットにはまだ早い』『雲は湧き、光あふれて』『エースナンバー』『夏は終わらない』『夏の祈りは』『夏空白花』がある。

 

荒城に白百合ありて
須賀 しのぶ (著)

この世界でともに生きられぬから、あなたと死にたい。2019年の大本命!

森名幸子から見て、母の鏡子は完璧な会津婦人だった。江戸で生まれ育った母は教養高く、武芸にも秀でており、幸子の誇りで憧れだった。
薩長軍が城下に迫り、白装束を差し出して幸子に自害を迫った時も、母の仮面が崩れる事はなかった。しかし、自害の直前に老僕が差し出した一通の手紙が、母の、そして幸子の運命を大きく変えた。手紙から視線を外し、再び幸子を見た母は、いつもの母とは違うものに変わってしまっていた。その視線を見て、幸子は悟った。
――母は、この美しい人は、いまこの瞬間、はじめて私を「見た」のだ、と。

薩摩藩士の青年・岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に燃え盛る江戸の町でひとりさ迷い歩く、美しい少女と出会う。あやかしのような彼女は聞いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて――。

この世界で、ともに生きられない。だから、あなたとここで死にたい。
稀代のストーリーテラーが放つ、幕末悲劇、いま開幕。

 
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