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トーハン、経済産業省創設「おもてなし規格認証2017」を取引先書店に呼びかけ

書店取次大手のトーハンは、経済産業省が創設した、国内のサービス産業事業者のサービス品質を「見える化」した仕組み「おもてなし規格認証2017」について、取引先書店を中心に取得を呼びかける活動を6月中旬より始めます。出版業界において「おもてなし規格認証」に取り組むのは初の試みとなります。

 

「おもてなし規格認証」とは

「おもてなし規格認証」とは、経済産業省がサービスを提供するすべての事業者に対し、高品質なサービスの提供・維持・向上を促し、より高い生産性を実現するために創設した仕組みで、現在、小売業、宿泊業、不動産業、医療・福祉等、多種多様なサービス業の約24,000件の事業者/事業所が取得、登録をしています。

 
「おもてなし規格認証」に登録するには、顧客・従業員・地域社会の満足度を高めるための取組30項目をチェックし、必要な基準を満たすことで「紅」「金」「紺」「紫」の4種のマークや登録証または認証書を取得することができます。

認証を受けた事業者は、登録・認証後に発行される登録証・認証書・マークの店頭やホームページへの掲出、名刺・パンフレットへの印刷等を通して、サービス品質を「見える化」し、顧客や地域にアピールできます。

「おもてなし規格認証」の「金」以上の取得事業者に対する低利融資制度(政策金融公庫)が創設され、今後、税金の軽減措置の導入も検討されています。

 

「おもてなし規格認証」の取得を取引先書店に呼びかけ

トーハンは出版総合商社として、書店の店頭を支援する「ほんをうえるプロジェクト」、「店頭活性化プロジェクト」、新規出版社を支援する「PI推進プロジェクト」、また出版業界の「プロ人材」育成のために全国書店共助会との共同事業で設立した「トーハンセミナーハウス」など、出版業界を活性化させるべく、様々な提案をしてきました。

 
トーハンは、「おもてなし規格認証」の中でも、セルフチェックシートの自己適合宣言(すでに実施、もしくは実施したいという意志がある)をすれば、無料で登録ができる「紅認証」の登録・取得を推奨。取引先書店を中心に呼びかけることで、書店におけるサービス向上をアピールする機会の創出、書店スタッフのモチベーションアップ、更には出版業界全体の活性化の一助に繋げたい考えです。

 
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