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「羽鳥書店」創業10周年&安藤礼二さん『迷宮と宇宙』刊行記念!安藤さん×やなぎみわさんトークイベント「文学と芸能の始原へ」を紀伊國屋ホールで開催

「羽鳥書店」創業10周年&安藤礼二さん『迷宮と宇宙』刊行記念!安藤さん×やなぎみわさんトークイベント「文学と芸能の始原へ」を紀伊國屋ホールで開催

「羽鳥書店」創業10周年&安藤礼二さん『迷宮と宇宙』刊行記念!安藤さん×やなぎみわさんトークイベント「文学と芸能の始原へ」を紀伊國屋ホールで開催

法律・人文・美術を柱にした出版社「羽鳥書店」は、創業10周年を迎えたことを記念して、紀伊國屋書店新宿本店(3F)にて「記念フェア」を11月1日から11月30日まで開催します。

あわせて、文芸評論家の安藤礼二さん著『迷宮と宇宙』の刊行を記念して、安藤さんと美術家・演出家のやなぎみわさんの「記念トークイベント」を紀伊國屋ホールで11月18日に実施します。

 

「古代神話」を基点に、安藤礼二さんとやなぎみわさんが対談

羽鳥書店では11月中旬に、安藤礼二さんの新刊『迷宮と宇宙』を刊行し、記念トークイベントでは同書のお披露目もかねます。

また、やなぎみわさんは、現在、10年ぶりの大規模個展となる「神話機械」を神奈川県民ホールギャラリーで開催中(https://www.kanakengallery.com/detail?id=36191)。羽鳥書店ではこの展覧会の公式図録を製作し、3月に刊行しています(安藤礼二さんの寄稿収録)。

 
安藤礼二さんは、折口信夫や鈴木大拙など日本近代の異形の思想家を丁寧に読み解き、たくさんの著作を発表しています。このたびの著書は、文芸批評の集大成となるもの。

また、やなぎみわさんは近年、巨大なトレーラー車をステージにした野外劇『日輪の翼』(原作:中上健次さん)を日本各地で公演するなど、安藤さんともフィールドを共有しつつ、演劇・芸術からのアプローチで「神話」を繙き、古代から未来を紡いでいます。

トークイベントでは、「古代神話」を基点に、文学・演劇(芸能)・芸術がさまざまに交錯する異界へ誘います。

 

「文学と芸能の始原へ」 開催概要

■名称:羽鳥書店創業10周年記念&安藤礼二『迷宮と宇宙』刊行記念 安藤礼二×やなぎみわ トークイベント「文学と芸能の始原へ」

■日時:2019年11月18日(月)19:00開演(18:30開場)

■会場:紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店 新宿本店4F)
◎住所:東京都新宿区新宿3-17-7

■料金:1,500円

★詳細:参加申込み:https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20190920095000.html

 

登壇者プロフィール

 
■安藤礼二(あんどう・れいじ)さん

1967年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家、多摩美術大学美術学部芸術学科教授、東京大学総合文化研究科客員教授。大学時代は考古学と人類学を専攻。

著書に『神々の闘争 折口信夫論』(2006年、芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(2009年、大江健三郎賞・伊藤整文学賞)、『折口信夫』(2009年、角川財団学芸賞・サントリー学芸賞)など多数。

 
■やなぎみわさん

1967年、神戸市生まれ。京都市立芸術大学大学院(工芸専攻)修了。美術家・演出家。1990年代半ばより、若い女性をモチーフにCGや特殊メークを駆使した写真作品を発表。2009年、第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表。2010年からは演劇プロジェクトを始動。2016年から、巨大なトレーラー車をステージにした野外劇「日輪の翼」(原作:中上健次さん)を日本各地で巡回している。

 

迷宮と宇宙
安藤礼二 (著)

文芸批評の集大成。現世と幽冥を行き来する者たちの、壮大な文学史。平田篤胤とエドガー・アラン・ポーをめぐる「二つの『死者の書』」から始まり、ポーの多面性を繙きながら、鏡花、谷崎、土方、乱歩、三島、澁澤へと論が展開する「I 迷宮と宇宙」6編。折口を通底におきながら、賢治と久作を手繰りよせる「II 胎児の夢」2編。最後に、ポーからボードレールに及ぶ1編「III 批評とは何か」で、「解釈」(翻訳)そして「創作」について分析し、批評の世界を切り拓く。

神話機械
やなぎみわ (著)

火と桃投げと別離の古代神話から、人外で永久に演じつづけるマシンたちの神話世界へ。 美術と舞台を往還するやなぎみわ、10 年ぶりの大規模個展「神話機械 Myth Machines」公式図録(高松市美術館、アーツ前橋、福島県立美術館、神奈川県?ホールギャラリー、静岡県立美術館)。 福島の桃を撮影した新作シリーズ〈女神と男神が桃の木の下で別れる〉や、自動で演じつづけるマシン4機がつくりあげる演劇空間《神話機械》の会場写真を中心に、これまでの代表作や演劇アーカイブなどの資料も充実。寄稿:高山宏、安藤礼二。

 
【関連】
第300回新宿セミナー@Kinokuniya 「文学と芸能の始原へ」安藤礼二×やなぎみわ(2019年11月18日) | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

 


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