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三省堂書店・新井見枝香さん主宰「新井賞」をはるな檸檬さん『ダルちゃん』が受賞 コミック作品での受賞は初

三省堂書店・新井見枝香さん主宰「新井賞」をはるな檸檬さん『ダルちゃん』が受賞

三省堂書店・新井見枝香さん主宰「新井賞」をはるな檸檬さん『ダルちゃん』が受賞

三省堂書店・新井見枝香さんが主宰する個人賞「新井賞」を、はるな檸檬さん著『ダルちゃん』第1巻・第2巻(小学館)が受賞しました。

 

出版社14社が発売に名乗りを上げた話題作が新井賞を受賞! コミック作品では史上初!

第9回となる新井賞は、2014年7月にスタートし、以後、芥川賞・直木賞の発表に合わせて、新井見枝香さんが推したい本を「新井賞」として三省堂書店の店頭およびSNS等で発表しています。

 
今回、『ダルちゃん』が選ばれましたが、コミック作品が受賞するのは新井賞史上初となります。

今回の発表に当たり、新井さんは「新井賞が小説じゃなきゃいけないなんて誰が決めたよ。」とのコメントを発表しています。

新井見枝香さん

新井見枝香さん

『ダルちゃん』は資生堂の「ウェブ花椿」にて2017年10月から一年間に渡って連載され、20~40代の女性を中心に大きな反響を呼びました。

単行本化に当たっては、発売をめぐって出版社14社によるコンペが行われたほどの話題作です。発売決定後、全国の書店からは注文が殺到し、発売前重版も実施。現在は累計10万部を突破しています。

 

新井賞受賞を受けての著者・はるな檸檬さんのコメント

「本当に本を愛する方に選んでいただける新井賞に、漫画なのに選んでいただけるなんて想像もしていませんでした。とても光栄で、幸せな気持ちを噛み締めております。ありがとうございます」

 

「ふつう」とは何なのか、自分の居場所はどこにあるのか、自分を真に幸せにするのは誰なのか……切実なテーマを正面から描いたコミック『ダルちゃん』

<あらすじ>

主人公は24歳の派遣OL・丸山成美…は仮の姿で、本当はダルダル星人の「ダルちゃん」。自分は「ふつう」ではないことを自覚し、周囲から浮かないように「ふつうの人」としてふるまう様子を、著者は「擬態」と表現。

そんなダルちゃんが、周囲の人を傷つけないために「NO」と言わずにいつづけたことで、結果的に自分を深く傷つけることになるシーン等では、多くの読者から「ダルちゃんは、わたしだ」と共感を呼び、「グサグサ刺さりすぎる」と大きな話題になりました。

やがてダルちゃんは、自身が心の奥底に抱えていた「ほんとうの言葉」を表現しようと創作に目覚めます。
そして懸命にこの世界での居場所を探すダルちゃんに、希望の光が……

「あなたを真に幸福にするのは誰なのか」を問いかける圧巻のラストに注目してください。

(c)はるな檸檬/小学館

(c)はるな檸檬/小学館

(c)はるな檸檬/小学館

(c)はるな檸檬/小学館

■PV

★試し読み:https://shogakukan.tameshiyo.me/9784091792686

 

はるな檸檬さん プロフィール

著者のはるな檸檬(はるな・れもん)さんは、1983年生まれ。宮崎県出身。漫画家・東村アキコさんのアシスタントやOLを経て、2010年に、宝塚ファンの日常を描いた『ZUCCA×ZUCA』(講談社)でデビュー。

他の著書に『れもん、よむもん!』『れもん、うむもん!-そして、ママになる-』など。

 

ダルちゃん: 1 (1) (コミックス単行本)
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。

ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。

ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。
だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。

誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。

資生堂のウェブ花椿にて2017年10月~2018年10月に連載されていた本作。連載時より「しんどいけれど、読む手がとまらない」「ダルちゃんは、私だ」と大反響の声が集まった傑作コミックを、フルカラーで単行本化。

孤独への強烈な自覚のある人物が創作に目覚める過程を通じて、自身の「ほんとうの言葉」を獲得していく姿は、圧巻です。
くるおしいほどの切実さが胸に迫る傑作コミック。

 
ダルちゃん (2) (コミックス単行本)
わたしを真に幸福にするのは、誰なのだろう

ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。

初めての友人や、恋人、そして詩の創作と出会うことで、「ほんとうの言葉」を見つけていきます。

生きづらさに何度も打ちのめされそうになっても、「表現する」ことが、わたしを救ってくれる。
そして、少しずつ、世界は、これまでと違って見え始める――

自分を真に幸せにするのは、誰なのか。
その答えに自ら辿り着こうとする姿に心揺さぶられます。
希望が射す圧巻の物語完結編。

 


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