片山由美子さん主宰の俳誌「香雨」創刊 鷹羽狩行さん主宰「狩」の後継誌として
山口誓子と秋元不死男に師事した俳人・鷹羽狩行さん主宰の俳誌「狩」が、創刊40周年にあたる2018年の12月号で終刊となりました。
なお、鷹羽さんに師事し、「狩」副主宰を務めていた片山由美子さんが後継誌として俳誌「香雨」を2019年1月に創刊・主宰します。鷹羽狩行さんは「香雨」では名誉主宰に就任し、引き続き活動していきます。
「香雨」では、入会者の募集も行っています。参加する場合、
◎会員年会費:18,000円(大学生まで半額)
◎同人年会費:30,000円(誌代を含む)
を前納することで入会手続き完了となります。
入会手続きに関しては、香雨俳句会(こううはいくかい)まで電話(050-1509-2714/月・水・金曜日 11時~16時)にてお問い合わせください。
<片山由美子さん プロフィール>
俳誌「香雨」を主宰する片山由美子(かたやま・ゆみこ)さんは、1952年生まれ。千葉県出身。鷹羽狩行さんに師事。俳誌「狩」同人、副主宰を経て、2019年1月より「香雨」主宰。
1990年『一夜』で俳句研究賞、1994年『現代俳句との対話』で俳人協会評論新人賞、2006年『俳句を読むということ』で俳人協会評論賞、2013年『香雨』で俳人協会賞を受賞。俳人協会常務理事。毎日俳壇、NHK全国俳句大会などの俳句選者。蛇笏賞選考委員。
<鷹羽狩行さん プロフィール>
鷹羽狩行(たかは・しゅぎょう=本名:高橋行雄)さんは、1930生まれ。山形県出身。山口誓子・秋元不死男に師事。1978年に俳誌「狩」を創刊し、主宰。2002年、俳人協会会長に就任。2015年、日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員。2017年より俳人協会名誉会長、俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会名誉顧問。
1965年『誕生』で俳人協会賞、1975年『平遠』で芸術選奨新人賞、2002年『翼灯集』『十三星』で毎日芸術賞、2008年『十五峯(じゅうごほう)』で詩歌文学館賞と蛇笏賞を受賞。他の句集に『遠岸』『月歩抄』『五行』『六花』『七草』『八景』『第九』『十友』『十一面』『十三星』『十四事』『十六夜』『十七恩』『十八公』など。
香雨―片山由美子句集
◆第五句集
聞きとめしことまなざしに初音かな
「言葉にはならないけはいのようなものを言葉によってただよわせる、それが私にとっての俳句の妙味だ。」(著者より)
【関連】
▼香雨俳句会、俳誌「香雨」
コメント
香雨6月号拝受しました。
緑雨集4句お取り上げいただきありがとうございました(^^♪
2句目の嫁菜摘むあすは新幹線に乗り→嫁菜摘みあすは新幹線に乗る。。。。と
ご添削いただき動詞の活用がとても勉強になりました。
細部にわたる片山先生のご指導を厚く感謝しています。
今後もよろしくお願いいたします。
田口千恵子