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【第7回エルスール財団新人賞】「現代詩」部門を藤本哲明さんが受賞

エルスール財団は、「現代詩」「コンテンポラリーダンス」「フラメンコ」の各部門でその年もっとも活躍した新人を顕彰する第7回エルスール財団新人賞の受賞者を発表しました。

 

第7回エルスール財団新人賞が決定!

エルスール財団新人賞は、「現代詩」「コンテンポラリーダンス」「フラメンコ」の3部門で構成されており、「現代詩」部門の受賞者は次の通りです。

 
■現代詩部門
藤本哲明(ふじもと・てつあき)さん

 
藤本哲明さんは、「共作詩集『過剰』および第一詩集『ディオニソスの場所』を刊行し、生存の危機と釣り合う詩的言語の危機そのものを詩行にするという果敢な試みを提示」し、「その後もいくつかの詩誌などで詩作や批評を展開し、ラディカルな新鋭としての存在感を十二分に発揮」したことから、今回の受賞となりました。

藤本さんには、賞状と楯および賞金10万円が贈られます。

選考委員は、野村喜和夫さん、鈴木一平さん(前年度受賞者)。

 
なお、「コンテンポラリーダンス」部門は渡邉尚さんが、「フラメンコ」部門は服部亜希子さんが受賞しました。

詳細は、http://elsurfoundation.com/shou_7.html をご覧ください。

 

エルスール財団新人賞について

エルスール財団新人賞は、日本の「詩」と「ダンス」の未来を担うアーティストを応援するためにエルスール財団が創設し、主催。「現代詩」「コンテンポラリーダンス」「フラメンコ」の3ジャンルを対象とし、毎年11月から翌年10月までの間に顕著な活躍が認められた新人1名(1組)を選んで顕彰します。

なお、「現代詩」については、賞は詩集ではなく詩人自身に授与されます。その年の中原中也賞、H氏賞、歴程新鋭賞、日本詩人クラブ新人賞、現代詩手帖賞、ユリイカの新鋭、詩と思想新人賞などの受賞者およびその候補者、あるいはそれと同等の活躍をしたとみなされる新人の書き手を対象とし、そのなかで最も活躍した新人ひとりを選んで顕彰します。

 

ディオニソスの居場所
わたしは いつか、 ランディ・バース上院議員 に会いに オクラホマの 農場へ 行きたい 色々なこと 勝手に、 話しかけてみたい 「「物語」が、巧みに布置される「行」の間隙から溢れ出る。・・・その「溢れ」において「悲歌」を維持するのだ。」(稲川方人) 「彼は一人称にこだわり続けて傑作をものにした。」(大野南淀) 現代詩手帖新人欄入選の名篇「荷造り」「明石市太寺にある、」を収める、入魂の一書。共同詩集『過剰』につぐ第2詩集。期待の詩人、本格始動へ。

 
【関連】
第7回エルスール財団新人賞 – エルスール財団

 


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