本のページ

SINCE 1991

漫画家・小路啓之さんの追悼短編集など3冊刊行 死因は心筋梗塞と判明

昨年10月に亡くなった漫画家・小路啓之さんの死因は心筋梗塞だったと、読売新聞などが報道しています。

奈良県御所市の国道24号脇の歩道で昨年10月20日、小路啓之さんが顔から血を流して倒れているのが見つかり、現場近くに、仰向けに近い姿勢で乗る「リカンベント」型と呼ばれる小路さんの自転車が倒れていたため、事故かと見られていました。

奈良県警高田署は3月21日、死因は心筋梗塞だったと発表。同署は「運転中に発症し、転倒した可能性が高いとみている。事故直後の司法解剖では死因を特定できず、組織検査を行っていた」とのことです。

 
また、小路啓之さんの単行本『10歳かあさん』『雑草家族』『ブーゲンビリア―小路啓之短編集―』が、3月17日に3冊同時発売されています。

 
『10歳かあさん』は『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)に、『雑草家族』は『ミラクルジャンプ』(集英社)に、それぞれ連載中だった未完の作品を単行本化したものです。

『10歳かあさん』には、短編『浮遊する種』や、青木U平さんや横槍メンゴさんら24名の作家による追悼特別寄稿も収録。

短編集『ブーゲンブリア』には、2002年に「犬塚康生」名義で発表された表題作など、単行本未収録作6編と、完全未発表作2編を収録しています。

 
【『10歳かあさん』寄稿作家】(敬称略)
青木U平、伊藤正臣、うじ、緒方てい、河合孝典、川口憲吾、樹崎聖、久米夏生、東風孝広、THE SEIJI、杉本亜未、田中ユタカ、谷町めいど、つづき萌重、天堂きりん、根雪れい、葉月京、藤沢カミヤ、三浦靖冬、水上悟志、水瀬マユ、村山渉、横槍メンゴ、連打一人

 
【『ブーゲンブリア』収録作品】ファミリービジネス/SWEET16/キャンディ・ドール/ドレミとソレミ/エセA国紳士 ジェントリー松原の預かりモノ/山口さんちのツトムくん(未発表)/アンあん(未発表)

 

10歳かあさん (MFC)
小路啓之、未完の力作! 母10歳。息子15歳。新たな親子はじめます!!

5歳のときに水難事故で母を失った和海(なごみ)。10年後、彼の前に謎の小学生・阿野まりさが現れる。彼女は自分が母親の生まれ変わりだと言って、和海と共同生活をはじめる。ふたりの新たな親子関係が築かれる!! 総勢24名の漫画家による追悼特別寄稿を収録!

 
雑草家族 (ヤングジャンプコミックス)
家族のカタチを問う、異才・小路啓之 未完の傑作!! 次女が暴行被害に遭った七草家。警察か? 泣き寝入りか? 緊急家族会議で決まった答えは──復讐!? クセモノ揃いの両親&一男五女、大家族の“冒険”が始まる!!

 
ブーゲンビリア ―小路啓之短編集― (ヤングジャンプコミックス)
愛するダーリンとの無人島婚前旅行。そこで知った彼の正体は……ゾンビ!? 2002年、犬塚康生名義で発表された表題作『ブーゲンビリア』ほか単行本未収録&完全未発表作品で織り成す異才・小路啓之の追悼短編集!!

 
【関連】
リカンベント運転の漫画家、死因は心筋梗塞 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
【訃報】漫画家・小路啓之さんが事故死 | 本のページ

10歳かあさん 小路 啓之:コミック | KADOKAWA
雑草家族 |集英社マンガネット S-MANGA.net
ブーゲンビリア ―小路啓之短編集― |集英社マンガネット S-MANGA.net

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です