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「ジャパンエキスポ in パリ」で藤井組のマンガ『Sous un ciel nouveau(新しい空の下で)』が「ACBDアジア賞」を受賞

フランス・パリで開催された「JAPAN EXPO(ジャパンエキスポ)」(2018年7月5日~7月8日)で、フランスの批評家と記者の協会(ACBD)が選出する第12回「ACBDアジア賞」(Association des Critiques et journalistes de Bande Dessinee)が発表され、原作・藤井組(※株式会社まちおこしの制作ブランド)、作画・平井志さんのマンガ『Sous un ciel nouveau(新しい空の下で)』(仏Ki-oon社より刊行/全編仏語に翻訳)が受賞しました。

 

受賞作について

『Sous un ciel nouveau(新しい空の下で)』は4編の短編で構成されたマンガ短編集です。

<作品>
・「かへ」:2017年文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品に選出。WEBで公開された際に4日で120万PVを記録。息子夫婦を突然の事故で亡くした、漁師を営む田舎の老夫婦が、孫たちと共に東京のカフェをたてなおす3部作の物語。
・「最後の授業」末期がんに侵された教師が、死への恐怖と理不尽さぶつけるさまを、独特の世界観で描く。
・ほか「綺麗な子ども」「お母さんのグローブ」

★受賞告知URL
https://www.acbd.fr/3203/actualites/sous-un-ciel-nouveau-de-kei-fujii-et-cocoro-hirai-12e-prix-asie-de-la-critique-acbd/

 

ACBD賞概要

ACBDアジア賞は、フランスで出版された日本を含むアジアのマンガ作品から選ばれる賞で、今回は「マンガ大賞2018」のベスト10に入る作品『メイドインアビス』(つくしあきひとさん/竹書房)、『とんがり帽子のアトリエ』(白浜鴎/講談社)ほか5作品がノミネートされていました。

過去の受賞作は浦沢直樹さんの『PLUTO』(手塚治虫さん原作/小学館)や、安倍夜郎さんの『深夜食堂』(小学館)など。

 

今後の展開

株式会社まちおこしでは今後、受賞した短編集『Sous un ciel nouveau(新しい空の下で)』の欧米各国への展開や、2020年発売予定のフランス発の作品(制作中/仏Ki-oon社)など、世界展開を視野にいれています。

 

■藤井組の書籍(日本語)
かへ―とその他の短篇
●公開4日で120万PV! あの泣かせるWEBマンガが本になった!!●
息子夫婦に先立たれた源次郎とトメに残されたものは!? クチコミだけで120万PVを記録した話題作「かへ」が未公開続編55Pとともに登場。11時間で50万PVを記録した「瀬をはやみ」ほか収録の山本揚志×藤井組、感動の作品をコンパイルした珠玉の短篇集。

 
【関連】
Sous un ciel nouveau de Kei Fujii et Cocoro Hirai, 12e Prix Asie de la Critique ACBD | | ACBD.fr

 


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