本のページ

SINCE 1991

「あたりまえポエム」氏田雄介さんの超短編小説集『54字の物語』がヒット中 「#54字の文学賞」5/6まで開催

「あたりまえポエム」氏田雄介さんの超短編小説集『54字の物語』がヒット中 「#54字の文学賞」5/6まで開催

「あたりまえポエム」氏田雄介さんの超短編小説集『54字の物語』がヒット中 「#54字の文学賞」5/6まで開催

PHP研究所が発売中の『54字の物語』(著:氏田雄介さん)が、売れ行きを伸ばしています。同書は2018年2月19日の発売後、10日もたたないうちに増刷が決定。このタイミングでTwitterキャンペーン「#54字の文学賞」を開始したところ、WEBでの注目度も急上昇し、すでに4刷まで重版が決定しています。

 

「あたりまえポエム」考案者の新たな挑戦

著者の氏田雄介さんは、ごく当たり前のことを詩的な文体でつづった『あたりまえポエム』で話題となった、気鋭のクリエイター。

正方形の原稿用紙をつかった『54字の物語』は、その氏田さんの最新作です。定義は「情報にあふれた現代。わずかな時間で楽しめるように、一話を縦9マス横6行の54字で綴る新しい文学」。句読点やカギ括弧も1文字にカウントするという基本ルールがあります。

もともと「#インスタ小説」シリーズとしてTwitterおよびInstagramに不定期投稿していたショートショートから90編を厳選して書籍化。幅広い年代の読者に楽しんでもらうため、総ルビの児童書仕様としました。

「インスタグラムやツイッターのタイムライン上でもサクサク読めるような作品がつくりたい」という著者がこだわりぬいて、短編小説の新しい形を生み出しました。

 

企業公式ツイッターのキャンペーン参戦が話題

9マス×6行のオリジナル原稿用紙におさまった超短編小説は、「意外なインスタ映え」だと書籍化前から話題を呼び、現在、オリジナルの「54字の物語」を投稿してもらうTwitterキャンペーン「#54字の文学賞」を5月6日まで実施しています。

シャープ株式会社の公式ツイッター(@SHARP_JP)の中の人からの「目の付け所がシャープ」な応募によって、当キャンペーンの認知度と応募数が急上昇。企業アカウントから秀作の応募も相次ぎ、一気に弾みがつきました。

投稿ツイートは、現在2,000件を超えています。優秀作は6月上旬、作者名とともにPHP研究所のホームページ上で発表されます。

なお、時期や内容は未定ですが、第二弾の発売も決定しているそうです。

 

「#54字の文学賞」について

「正方形の原稿用紙」や作品サンプルなども含めて、詳細は、https://www.php.co.jp/news/2018/03/54bungaku.php でご覧いただけます。

 

著者プロフィール

■著者:氏田雄介(うじた・ゆうすけ)さん

1989(平成元)年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。企画作家として広告などの企画・制作を手掛ける。

2017年4月に、あたりまえのことを詩的な文体でつづった『あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ』(講談社)を刊行。

受賞歴は、全日本DM大賞、Yahoo! JAPANインターネットクリエイティブアワード、コードアワードなど。Instagramで「#インスタ小説」のハッシュタグとともに、54字の物語をつづっている。

★Instagram:ujiqn
★Twitter:@ujiqn

 
■絵:佐藤おどり(さとう・おどり)さん

イラストレーター。美しくスタイリッシュな線と、どこかノスタルジックな色使いが持ち味。

『ナユタン星人からのアーカイヴ』(PHP研究所)、『御社のデータが流出しています』(ハヤカワ文庫)など多数の小説の挿画を手がけているほか、『中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・計算問題』『中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題』(以上、実務教育出版)など、実用書の挿画も手がけるなど、活躍の幅を広げている。

 

意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語
9マス×6行の原稿用紙につづられた「#インスタ小説」がついに書籍化!
こどもから大人まで楽しめる、世界一短い(かもしれない)短編小説90話をあなたに。

あなたはこの物語の意味、わかりますか――?

◆このまえ研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。ところで、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね?

◆「ただいま」と言えば「お帰りなさい」と返ってくる新生活が始まった。家賃も安いし、こんな一人暮らしも悪くない。

◆本当にこんな惑星に生命体が存在するのだろうか?一年間に及ぶ実地調査の最終日、幸いなことに私はうんこを踏んだ。

◆「くそ! 逃げられたか! 」「いえ、あの方は何も次まなかったわ」「いや、奴はとんでもないものを次んでいきました」

◆「やあ、私は未来から来た。今は戦前か?」「いや、戦後から七十年は経っているが」「ということは二十二世紀だな」

物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!

 
【関連】
「54字の文学賞」開催決定! 作品大募集【5/6(日)まで】 | PHP研究所

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です