【2023年度ミズノスポーツライター賞】森合正範さん『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』が最優秀賞を受賞 優秀賞に菅谷齊さん
公益財団法人ミズノスポーツ振興財団は、スポーツに関する報道・評論およびノンフィクション等を対象として、優秀な作品を顕彰する「2023年度ミズノスポーツライター賞」の受賞作を発表しました。
「2023年度ミズノスポーツライター賞」最優秀賞および優秀賞が決定!
ミズノスポーツ振興財団は3月6日にグランドプリンスホテル高輪で選考委員会を開催し、次の通り受賞作が決定しました。
<2023年度ミズノスポーツライター賞 受賞作品>
■最優秀賞
森合正範(もりあい・まさのり)さん
『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(講談社)
■優秀賞
菅谷齊(すがや・ひとし)さん
『日本プロ野球の歴史 ―激動の時代を乗り越えて―』(大修館書店)
最優秀賞を受賞した森合正範さんは、1972年生まれ、神奈川県横浜市出身。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見ます。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っています。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。
優秀賞を受賞した菅谷齊さんは、1943年生まれ、東京都出身。法政大学卒業。共同通信で巨人、阪神、大リーグなどを担当し、1984年にはロサンゼルス五輪特派員。スポーツデータ部長、編集委員。野球殿堂選考代表幹事、野球振興会(プロ野球OBクラブ)事務局長などを歴任。
選考委員は、河野通和さん(委員長/ 前「ほぼ日の学校長」、『中央公論』『婦人公論』『考える人』元編集長)、上治丈太郎さん((公財)日本スポーツ協会 評議員)、長田渚左さん(ノンフィクション作家)、 杉山茂さん(スポーツプロデューサー、元NHKスポーツ報道センター長)、ヨーコ ゼッターランドさん(日本女子大学 准教授)、水野英人さん((公財)ミズノスポーツ振興財団 副会長)。
森合正範さんには賞金100万円が、菅谷齊さんには賞金50万円がそれぞれ贈られます。表彰式は4月23日にグランドプリンスホテル新高輪で開催。
ミズノ スポーツライター賞について
ミズノスポーツライター賞は、ミズノスポーツ振興財団が「スポーツ文化の発展とスポーツ界の飛躍を期待し、これからの若手スポーツライターの励みになる事」を願い、1990年度に制定。
主として新聞・雑誌・単行本などを通じて書かれたスポーツ分野の報道・評論・ノンフィクション等を対象とし、優秀な作品とその著者を顕彰します。
怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ 森合 正範 (著) 「対戦相手の心情など知れる機会などなく、この一冊は自分が辿って来たキャリアを色濃くしてくれました」(2023年11月17日の井上尚弥選手のXより) 「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる」 |
日本プロ野球の歴史―激動の時代を乗り越えて 菅谷齊 (著) 日本初のプロ野球チーム「日本運動協会」の設立から100年以上が経過し、その間に多くの名プレイヤーがあらわれ、数々の名勝負や大記録を生み出してきた。さまざまな困難に直面しながらも、日本のプロスポーツの中心であり続けるプロ野球の歴史を、50年以上にわたって取材をしてきた著者がまとめた一冊。 |
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