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浅田彰さん『構造と力 記号論を超えて』が刊行から40年で初文庫化

中央公論新社は、1983年に刊行された浅田彰さんの名著『構造と力 記号論を超えて』を初文庫化し、中公文庫より刊行しました。文庫解説は千葉雅也さん。

 

刊行から40年で初文庫化!浅田彰さん『構造と力 記号論を超えて』

シラケつつノリ、ノリつつシラケる――。最先端の知の位相を、縦横に、そして軽やかに架橋する。
『構造と力』は1983年の初刊以来、40年にわたり版を重ね、読み継がれてきた伝説の書です。また文庫化されない名著の代表でもありました。中公文庫50周年、『構造と力』初刊から40年の節目に、ついに文庫化が決定しました。

 
1980年代には、ポストモダン/現代思想をはじめて明晰に体系化し、「ニュー・アカデミズム」を代表する一冊として、社会現象にもなった本書。しかし、冷戦終結後30年を経て、2020年代、混迷する世界を理解するうえで、その理論は今なお新しい。

解説は哲学者・作家の千葉雅也さん。どのように読み解くのか、こちらもご注目ください。

 
【書店員さんのコメント】

◆紀伊國屋書店新宿本店(Xより)
こ れ は 事 件 だ
浅田彰『構造と力 記号論を超えて』中公文庫 1983年刊行から40年の時を経てなんと文庫化!!!!!
知らせを受けたときの衝撃は筆舌に尽くしがたい…絶対文庫になんないと思ってた…

◆ブックファースト新宿店(Xより)
1983年9月に勁草書房より刊行された『構造と力』(浅田彰/著)。最先端の知の位相を明晰に体系化、日本現代思想の起点として読み継がれてきた本書が「序にかえて」を掲載した「中央公論」発行元の中公文庫にて文庫化!いま本書を読む上で最良な千葉雅也さんの解説は必読

 

著者プロフィール

浅田彰(あさだ・あきら)さんは、1957年生まれ、神戸市出身。京都大学経済学部卒業。京都大学人文科学研究所および経済研究所を経て、京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)教授に。現在、ICA(Institute of Contemporary Arts)Kyoto 所長。

1983年、『構造と力』を発表、翌年の『逃走論』における「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、時代を画する理論を提示した。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。ほかの著書に、『ヘルメスの音楽』『映画の世紀末』『20世紀文化の臨界』など。

 

 


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