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すべては〈世界征服〉のためだった!? 稲垣栄洋さん『植物たちの不埒なたくらみ』が刊行

”雑草博士”静岡大学農学部教授・稲垣栄洋さん著『植物たちの不埒なたくらみ』が三笠書房より刊行されました。

 

この生きざま、知れば知るほどスリリング!

動けない植物の常套手段、それは、「食べさせて殖える」こと。
疲れると飲みたくなるコーヒーも、食べると手がとまらないチョコレートも……

――『植物たちの不埒なたくらみ』は、見慣れた日常の風景の裏側に隠された「植物たちの知られざるたくらみ」に迫る本です。

 
◇「食べてもらう相手」を選り好みするトウガラシ
◇「栽培している」つもりが「下僕」に?
◇イネにとって日本人ほど「ありがたい人々」はいない
◇「人の支配」から逃走して野生化
◇ 植物と鳥たちの間で交わされた「サイン」
◇ 動けない植物の「防衛手段」
◇ こうして人は「糖の甘味」の虜になった
◇赤い果実は甘くささやく

彼らが張り巡らしている“戦略”とは……?
「殖えるため」「版図を広げるため」なら、なんでもあり。
耳をすませば、植物たちの高らかな笑い声が聴こえてくる――かもしれません。

 

著者プロフィール

稲垣栄洋(いながき・ひでひろ)さんは、1968年生まれ、静岡市出身。。岡山大学大学院修了。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、現在、静岡大学大学院教授。農学研究に携わる傍ら、「みちくさ研究家」として身近な雑草や昆虫に関する著述や講話を行ない好評を博する。

著書に『面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ』(三笠書房《王様文庫》)、『世界史を変えた植物』(PHP文庫)、『はずれ者が進化をつくる』(ちくまプリマー新書)、『生き物の死にざま』(草思社)、『踏まれても立ち上がらないことにした』(駒草出版)『手を眺めると、生命の不思議が見えてくる』(家の光協会)『雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々』(小学館)などがある。

 

植物たちの不埒なたくらみ: 「食べさせる」ことで殖えてきた (王様文庫)
稲垣 栄洋 (著)

すべては〈世界征服〉のためだった!?
この生きざま、知れば知るほどスリリング!

動けない植物の常套手段、それは、「食べさせて殖える」こと。
疲れると飲みたくなるコーヒーも、食べると手がとまらないチョコレートも……
見慣れた日常の風景の裏側に隠された「植物たちの知られざるたくらみ」に迫る本。

 


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