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書名伏せて販売する「文庫X」が、盛岡から全国の書店に広まっています。

盛岡発「文庫X」が全国に拡散 書名伏せ販売、版元も驚く売れ行き – withnews(ウィズニュース)

盛岡市にある「さわや書店フェザン店」で売り始めた「文庫X」が、全国に広がっているそうです。手作りのブックカバーをつけ、タイトルや著者名、出版元を伏せることで、「先入観にとらわれずに読んで」との思いを込めて始められたそうです。
版元主導ではなく、地方の一書店が始めた取り組みが店員のネットワークを通じて広がり、30都道府県の200店舗以上が同じ方法で販売。本は重版を繰り返し、すでに5万部を超えています。

手作りのブックカバーには、表裏ともにびっしり文字が並んでいます。「申し訳ありません。僕にはこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら『面白い』『魅力的だ』と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました」
文章を考えたのは、昨年9月に入社した長江貴士さん。プライベートでこの本を読んでいて「ノンフィクションの中で、誰にでも読んでもらいたいと思った初めての作品」と感じたそうです。

普通に売ったのでは、なかなか手にとってもらえないと考え、あえて書籍名などを隠しています。文章は長江さんが考え、同じ店でアルバイトをしている店員が文字を書くことに。ブックカバーはコピー機でモノクロ印刷したもので、手作業で裁断し、一つずつ付けています。

当初仕入れたのは60冊。時間をかけて売っていくつもりだったのが、5日後には完売。長江さんは「本の中身が何も分からないというのは、とてもハードルが高いと思っていました。それだけに、とてもびっくりしています」とコメント。

文庫Xについて明かしているのは、税込み810円の価格、ノンフィクションであること、500ページ以上という3点のみ。レシートにもタイトルを表示しない徹底ぶりです。さらに、買って開封した後に持っている本だとわかった場合は、単行本・文庫本を問わず、返金に応じています。

 7月21日から文庫Xとして売り始めて、フェザン店では2カ月で1600冊以上が売れました。通常の文庫本は月200冊売れれば月間トップになるので、異例の売れ行きです。

この取り組みが、店長の田口幹人さんの書店員ネットワークを通じて他店へも拡大。今では北海道から沖縄まで、約30都道府県の200店舗以上で販売されています。チェーン店で扱うことも決まりそうで、一気に300店舗を超える見込みです。

本の売れ行きは順調に伸び、初版3万部だったのが5刷で5万5千冊にまでなったそうです。

フェザン店では、12月9日に「文庫X開き」と称して、書籍名などを明かす予定とか。さらにそこに向けて、文庫Xに関する著者インタビューや、各地で販売している書店員の思いをまとめたフリーペーパーを準備中だそうです。

私も、ちょくちょく行く本屋さんで文庫Xを見かけたことがあります。最初、そんなタイトルの本かと思いかけましたが、カバーが通常の本のカバーに見えなかったのと、カバーの文字を読んで、そういう本かと気づきました。
情報が少なくて売れないんじゃないかと心配する方もいらっしゃるでしょうがも思いますが、ストレートに書店員さんの思いが伝わってヒットにつながったのでしょうね。

でも、今回の記事を読むまで、いろんな本を「文庫X」の名前で売っているんだと思っていました・・・


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