【織田作之助青春賞・織田作之助U-18賞】青春賞は馬場広大さん、U-18賞は吉田菜々穂さんが受賞

2017年12月7日 11:41 AM 受賞

織田作之助賞実行委員会は、平成29年度「織田作之助青春賞」および「織田作之助U-18賞」の受賞作品を発表しました。

平成29年度「織田作之助青春賞」・「織田作之助U-18賞」の受賞作品が決定

今回、織田作之助青春賞および織田作之助U-18賞には、それぞれ146編、23編の応募があり、その中から、次の作品が受賞作に選ばれました。

■織田作之助青春賞

「みかんの木」　馬場広大（ばば・こうだい）さん　23歳（応募時）　鹿児島県姶良市在住

※受賞作品の全文は、三田文学会発行の季刊文芸誌『三田文學』平成30年冬季号に掲載予定です。

■織田作之助U-18賞

「サイコロバレンタイン」　吉田菜々穂（よしだ・ななほ）さん　16歳（応募時）　大阪府吹田市在住

※受賞作の全文は、後日、ニュースサイト「毎日新聞」に掲載の後、3月上旬に織田作之助賞実行委員会発行の『文學回廊』に掲載予定です。

選考委員は、両賞とも柏木治さん、堂垣園江さん、吉村萬壱さん。
両作品のあらすじ、選考経過は、http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000419001.html をご覧ください。

なお、2018年3月5日17時から、「織田作之助青春賞」「織田作之助U-18賞」と、12月19日に決定する第34回織田作之助賞の3賞の贈呈式が大阪市中央区備後町2-5-8、綿業会館7階ホールにて開催されます。

織田作之助青春賞および織田作之助U-18賞について

大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して、1983年（昭和58年）に「織田作之助賞」が創設されました。当初は公募の新人賞でしたが、2014年より、既刊の単行本を対象とする「織田作之助賞」と、公募の「織田作之助青春賞」「織田作之助U-18賞」の三本立てになりました。
3賞とも、大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社で構成される「織田作之助賞実行委員会」が主催。

織田作之助青春賞と織田作之助U-18賞は、ともに未発表の短編小説を公募する文学賞ですが、「青春賞」は、織田作之助がはじめて懸賞小説に応募した年齢の24歳までの若手を対象とし、「U-18賞」は高校生・中学生を中心とする18歳までの若者を対象としています。

なお、青春賞受賞者には、賞金30万円と記念品が、U-18賞受賞者には図書カード5万円分と記念品が贈られます