「猫訳」でニーチェやヘッセが読める!白取春彦さん『猫が教えてくれた明日を生きる勇気の言葉』が刊行
作家・翻訳家の白取春彦さんの編訳による『超訳 猫が教えてくれた明日を生きる勇気の言葉』が山と渓谷社より刊行されました。
ニーチェもゲーテもヘッセも、みんな猫から学んだ
物価高、気候危機、戦争――先行きが不透明で正解がない時代にあって、少なからぬ人が不安を覚えているのではないでしょうか。このようなときだからこそ、世紀を超えて読み継がれてきた賢人たちの言葉から、勇気や元気を受け取ってもらえたら、との思いで本書が刊行されました。
本書にも登場する、ニーチェ、ヘッセ、サルトル。この3人に共通するのは「猫が好き」ということ。そして、これまで数々の「超訳」本で多くの読者を魅了してきた白取春彦さんも大の猫好きで、現在18匹の猫と暮らしています。
その白取さんが、混迷の時代を生き抜いてきたニーチェ、ヘッセ、ビトゲンシュタインなどの著作から珠玉の名言を厳選。これまでの「超訳」を超えた「猫訳」といってもよいほどの、誰にでもわかりやすい名訳の数々を、心癒される猫の写真とともに紹介しています。
ただ猫の姿を眺めているだけで、くすっと笑えて、あたたかい気持ちになれる本書は、4月を目前に、新しい職場にデビューする新社会人や、転勤や異動で期待と不安が入り混じっている方、新しい学校や学年に進む学生さんにもおススメの一冊です。
白取さんは、本書の最後に次のような一文を寄せています。
「個人が現在の苦しさから脱する方法は一つ。開く、ことです。(中略)心を開く、いっさいを認める、嘘をつかない、自分自身に戻る、恐れない、心配しない、こだわらない、等々が開くことです。」
桜の咲くこの季節に、あらためて心を開くこと、オープンマインドでいることの大切さを、猫に癒されながら受け取ってみてはいかがでしょうか。
本書の構成
はじめに
心穏やかに生きる
わがままに生きる
動き続ける
自分の道を歩む
喜びある人生
愛を生きる
編著者プロフィール
白取春彦(しらとり・はるひこ)さんは、青森市出身。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念にとらわれない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。自宅にて18匹の猫と暮らす。
主な著書に『超訳 ニーチェの言葉』『頭がよくなる思考術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『はじめて知る仏教』(講談社)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房)など多数がある。
超訳 猫が教えてくれた 明日を生きる勇気の言葉 白取 春彦 (編集) ニーチェもブッダもヘッセもみんな猫から学んだ。 そろそろ「癒し」を卒業しませんか? 戦争、増税、物価高騰、そして円安… クスッと笑えて、ホロリと泣かせる猫語録の数々! |
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