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「1週間が8日に増えたら、その1日何をしますか?」カテゴリーと時空を超えて採集した「人生を変える学び」20選!『伝説の授業採集』が刊行

倉成英俊さん著『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(イラスト・マンガ:萩原ゆかさん)が

倉成英俊さん著『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(イラスト・マンガ:萩原ゆかさん)が

倉成英俊さん著『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(イラスト・マンガ:萩原ゆかさん)が宣伝会議より刊行されました。

 

電通Bチーム、アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所を立ち上げ、自称「伝説の授業ハンター」である著者が、教育業界~実業界、日本~海外、現代~過去、学校~家庭~企業、有名~無名と、カテゴリーと時空を超えて採集した「伝説の授業」20選

「1週間が8日に増えたら、その1日何をしますか?」
「三種の神器について、所感を述べよ」
「草で、自分の体重を支えるロープを作れ」etc.
…正解のない、こんな問題を出されたら、あなたはどう解答しますか?

 
2020年にグッドデザイン賞を受賞した、答えのない問題を出すプロジェクト「変な宿題」。本書は、そのベースになった日本中、世界中、過去からの教育リサーチの中から選りすぐりの事例を、取材し直して、紹介している本です。

 
それは海外の有名大学でも学ぶことができない、面白くて、為になり、一生忘れない「授業」の数々。
この20の授業を受ければ、頭の中で凝り固まった「思考バイアス」がほぐされ、誰でも好奇心をくすぐられること間違いなし。新しい発想・思考を手に入れる一歩となるでしょう。
また、企業研修、小・中・高・大学での教育、ご家庭での教育においても参考となる一冊です。

 
<「伝説の授業」とは?>

(本文より)

1つの決まった正解を問うステレオタイプな学校の試験とは違う、好奇心をくすぐられ、想像力を掻き立てられる問題。その採集の範囲は広い。日本は東京から地方まで津々浦々。海外はアメリカ、カナダ、ヨーロッパからアフリカも。学校の授業はもちろん、企業研修から家庭の教育まで入っている。

人に会うたびに「あなたが受けた伝説の授業はなんですか?」と聞きまくって集めたものもあれば、実際に足を運んだところも多々ある。有名無名も無関係。凝り固まったこの現代の空気が変わるように。次世代を育むインスピレーションになるように。人々が面白く生きていくきっかけになるように。素晴らしい問題や授業を考えた先人たちに、最大限の経緯を表しながら、伝説の授業をここにシェアしていく。

 

本書の構成

会社編
1時間目 1週間が8日に増えたら、その1日何をしますか。800字以内で書きなさい。
2時間目 テーブルを拭く。という入社試験
3時間目 「バラを分解せよ」青山フラワーマーケットの社内研修
4時間目 スイスのビジネススクールで、大縄跳びを10回跳ぶ。

コラム  伝説の授業から生まれた「変な宿題」

学校(国内)編
5時間目 同じ隅田川花火について、4つの新聞社が書いた記事の、違いを比べる授業
6時間目 「三種の神器について、所感を述べよ」中学時代の黒澤明監督の答案と、先生の採点。
7時間目 チーム分けは学年別。上級生VS.下級生で戦うルールの「下剋上体育祭」
8時間目 公式は覚えるな!と言う数学のB先生&たった一言で工学の本質を問うたK教授。
9時間目 「なぜ生徒たちがあんなに手を挙げるか教えましょうか?」伝説の教師クマGの教え
10時間目 自分が使う椅子と机を、自分で作るところから始める中1の授業。
11時間目 沖縄戦で亡くなった方と同じ数、23万6095個の石に番号を振って、積み上げる。

学校(海外)編
12時間目 「草で、自分の体重を支えるロープを作れ」~カナダのテクノロジーの授業
13時間目 南アフリカ、ベナン共和国の「満月の夜だけ開かれる学校」についてゾマホン氏に聞く

特別対談 「学び」の場は、いつも自分の隣にある 中邑賢龍(東京大学先端科学技術研究センター)×倉成英俊

歴史編
14時間目 薩摩の「究極の選択問題」VS. 肥前の殿様参加型「無礼講ディスカッション」
15時間目 マ、ツ、チの3文字で都鳥を描く?北斎の門人たちへの教え方

コンテンツ編
16時間目 洗車で空手を教える。教科書を破らせる。他~フィクションの中の伝説の授業
17時間目 80年代の伝説の番組「YOU」の中で見つけた、坂本龍一さんの実験的音楽の授業

家庭編
18時間目「バスケで俺と勝負しろ。」ある日突然、現代美術家・椿昇氏が息子に挑んだ理由。
19時間目 ツケで本を買っていい!?ブックディレクターを生んだ幅家の教育
20時間目 狙うは創意工夫賞。知らないうちに父が僕に仕込んでいたこと。

あとがき
~Are You 主体的で、対話的な、深い学びをしてる大人?

 

著者プロフィール

著者の倉成英俊(くらなり・ひでとし)さんは、1975年生まれ、佐賀県出身。小学校の時の将来の夢は「発明家」。東京大学機械工学科卒、同大学院中退。「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」所長。「電通Bチーム」の発起人で、自称「伝説の授業ハンター」。

2000年電通入社。クリエーティブ局に配属、多数の広告を企画制作。広告のスキルを超拡大応用し、各社新規事業部の新プロジェクト創出支援や、さまざまなジャンルのプロジェクトをリードする。2014年より、電通社員でありながら個人活動(B面)を持つ社員56人と「電通Bチーム」を組織、社会を変えるこれまでと違うオルタナティブな方法やプロジェクトを社会に提供。

2015年には、答えのないクリエーティブな教育プログラムを提供する「電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」をスタート。これまで手がけたプロジェクトの中から、2020年に「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。2020年7月1日Creative Project Baseを起業。

 

好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集
倉成英俊 (著)

「1週間が8日に増えたら、その1日何をしますか?」
正解のない、こんな問題に、あなたはどう解答しますか。

本書に収められたのは、海外の有名大学でも学ぶことができない、
面白くて、為になり、一生忘れない「授業」。
この授業を受ければ、自分の中に凝り固まった「思考バイアス」がほぐされ、
新しい発想・思考を手に入れることができます。

『「伝説の授業」採集』本文より
そのストックの範囲は広い。日本は東京から地方まで津々浦々。海外はアメリカ、カナダ、ヨーロッパからアフリカも。学校の授業はもちろん、企業研修から家庭の教育まで入っている。
人に会うたびに「あなたが受けた伝説の授業はなんですか?」と聞きまくって集めたものもあれば、実際に足を運んだところも多々ある。
有名無名も無関係。
凝り固まったこの現代の空気が変わるように。次世代を育むインスピレーションになるように。人々が面白く生きていくきっかけになるように。素晴らしい問題や授業を考えた先人たちに、最大限の敬意を表しながら、伝説の授業をここにシェアしていく。

 


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