ミステリー作家大集合!「第68回江戸川乱歩賞」「第75回日本推理作家協会賞」贈呈式を今年も一般公開!
第68回江戸川乱歩賞(主催:日本推理作家協会/後援:株式会社講談社・株式会社フジテレビジョン/協力:豊島区)と、第75回日本推理作家協会賞(主催:日本推理作家協会)の贈呈式が11月7日(月)午後6時00分より開催されます。
初公開だった昨年度に続き、今年も一般参加者を募集します。
本年度は選考会満場一致、史上最年少受賞となった第68回江戸川乱歩賞受賞『此の世の果ての殺人』の著者、荒木あかねさんも登場します。
満場一致!史上最年少受賞乱歩賞作家も登場! 推理小説の最前線を目撃せよ!
これまでは業界の関係者、招待者のみで実施していた「文学賞の贈呈式」。江戸川乱歩賞は昨年度より豊島区の協力を得て、一般読者を招待した大規模イベントとして贈呈式を実施しています。
昨年11月1日(としま文化の日)に豊島区立芸術文化劇場(東京建物Brillia HALL)にて開催された「第67回江戸川乱歩賞/第74回日本推理作家協会賞贈呈式」は大好評のうちに幕を下ろしました。
コロナ禍で人数制限もあるなか、大変多くの方が応募、幸運にも当選された読者の方は、贈呈式だけではなく豪華トークイベントも楽しみました。
そして今年も豪華な贈呈式が開催されます!
贈呈式では受賞者による喜びのスピーチ、選考委員による講評・選評、「正賞」と呼ばれる「乱歩像」や「名入り時計」の授与、受賞作の紹介PVや日本推理作家協会の紹介VTRの上映などを実施。会場では乱歩像の展示なども予定されています。
そしてミステリーファンを歓喜させた日本推理作家協会賞受賞の『大鞠家殺人事件』の芦辺拓さん、8年ぶり選考会で満場一致、史上最年少受賞を更新した江戸川乱歩賞受賞の『此の世の果ての殺人』荒木あかねさんなど、注目作家が多数登場します。
すべて無料。誰でも参加が可能です!
<登壇予定者>
※予告なく変更、またはリモートでの参加となる場合があります
京極夏彦さん(日本推理作家協会代表理事)
月村了衛さん(江戸川乱歩賞選考委員)
柚月裕子さん(日本推理作家協会賞選考委員)
薬丸岳さん(日本推理作家協会賞選考委員)
芦辺拓さん(日本推理作家協会賞受賞者)
逸木裕さん(日本推理作家協会賞受賞者)
大山誠一郎さん(日本推理作家協会賞受賞者)
小森収さん(日本推理作家協会賞受賞者)
荒木あかねさん(江戸川乱歩賞受賞者)
and more……
「第68回江戸川乱歩賞/第75回日本推理作家協会賞」贈呈式 開催概要
■日時:令和4年11月7日(月)午後6時00分~(開場:午後5時00分)
■会場:豊島区立芸術文化劇場(東京建物Brillia HALL)
〔住所〕東京都豊島区東池袋1丁目19番1号
■チケット:座席指定(全席無料/一人2枚まで)
■一般参加者申込み:9月1日~9月30日(結果発表:10月7日以降)
※申込はオンラインのみ、郵送では受付けていません。
※応募者多数の場合は抽選となります。
※座席についての問い合わせは受け付けていません。
※申込は一人2枚まで申込が可能です。同行者とは同時入場をお願いします。
※登壇作家、時間、場所、開催方法は変更になる可能性があります。ご了承ください。
此の世の果ての殺人 荒木 あかね (著) 第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。 本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人 ―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望 小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。 |
大鞠家殺人事件 芦辺 拓 (著) 斬りつけられた血まみれの美女、 大阪の商人文化の中心地として栄華を極めた船場――戦下の昭和18年、婦人化粧品販売で富を築いた大鞠家の長男に嫁ぐことになった陸軍軍人の娘、中久世美禰子。だが夫は軍医として出征することになり、一癖も二癖もある大鞠家の人々のなかに彼女は単身残される。戦局が悪化の一途をたどる中、大鞠家ではある晩“流血の大惨事”が発生する。危機的状況の中、誰が、なぜ、どうやってこのような奇怪な殺人を? |
短編ミステリの二百年1 (創元推理文庫) モーム、フォークナーほか (著), 小森 収 (編集), 深町 眞理子ほか (翻訳) 歴史的名編、愛すべき佳品 江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』刊行から五十余年。創元推理文庫が21世紀の世に問う、新たなる一大アンソロジー。三世紀、およそ二百年にわたる短編ミステリの歴史を彩る名作傑作を、書評家の小森収が選出、全6巻に集成する。第1巻にはモームやフォークナーなどの文豪、サキやビアスといった短編の名手、ウールリッチやコリアなど新聞・雑誌で活躍した俊才による珠玉の12編を、すべて新訳で収録し、編者の評論とともに贈る。 |
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