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【訃報】仏文学者・篠沢秀夫さんが死去 『クイズダービー』などでも人気

フランス文学研究者で、学習院大学名誉教授の篠沢秀夫(しのざわ・ひでお)さんが10月26日、東京都内の病院で死去しました。84歳。2009年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、自宅で闘病生活を送っていました。

 
篠沢秀夫さんは、1933年、東京・大田区生まれ。都立日比谷高校から学習院大、東大大学院に進学。19世紀以降のフランス文学の文体を研究。明治大、学習院大の教授を歴任。2004年より学習院大名誉教授。2013年に瑞宝中綬章を受章。

1977年より、大橋巨泉さん司会のクイズ番組『クイズダービー』(TBS系)にレギュラー出演し人気を博すなど、テレビでも活躍。

著書に『文体学の基礎』『日本国家論』『日本へのわが遺言』、訳書にモーリス・ブランショ著『謎のトマ』、モーリス・バレス著『精霊の息吹く丘』など、著書・訳書とも多数あり。小説『軽井沢、日比谷、パリ』も刊行。

 

文体学の基礎
文学作品を、テクストの言語的細部から出発して、一つの構造体として把握し記述する文体学について解説し、その基礎的方法のそれぞれについて実例に即して提示する。84年刊「文体学原理」を増補改題。

 
日本へのわが遺言 戦前・戦中・戦後―日本はひとつ
あの「篠沢キョージュ」が病床から送る渾身の日本人論

「クイズダービー」1枠解答者として、お茶の間の人気者となった篠沢キョージュ。
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と戦いながらも、積極的な発言を続けている。
日本への熱い思いをこめた1冊!

「戦前も、戦中も、戦後も、そしてこれからも日本は、「ひとつの国」であり、常に美しい国です」

内容
・継承国家とはなんだろう?
・日本もはや「敗れたる敵」ではない
・日本ではなぜ独立記念日を祝わないのか
・日本が国連安保理の常任理事国になるのは当然
・靖国神社は近代日本の象徴
・古代の心を現代に生かす日本の皇室
・皇室はみんなで支える文化財

 
軽井沢、日比谷、パリ
軽井沢で過ごした夏。死を覚悟してアメリカとの戦いを決意した少年時代。日比谷高校の級友との交流、青雲の志。そして四歳上の女性と恋におちる。フランス留学生試験に首席合格。しかし思いがけぬ自動車事故で妻を喪う。さらに息子が海難事故に見舞われて…。それでも、教授は笑いつづける。

 


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