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高橋ユキさん『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』刊行記念!高橋ユキさん×末並俊司さんオンライントークイベントを開催

高橋ユキさん著『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』

高橋ユキさん著『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』

丸善ジュンク堂書店は、高橋ユキさん著『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』(小学館)の刊行を記念して、高橋さんと末並俊司さんによるオンライントークイベントを7月4日(月)に開催します。

 

「『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』刊行記念 オンライントークイベント」開催概要

今回のイベントでは、自転車全国一周に扮した富田林署逃走犯、尾道水道を泳いで渡った松山刑務所逃走犯、『ゴールデンカムイ』のモデルとなった昭和の脱獄王・白鳥由栄など、さまざまな脱走犯についてまとめた『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』の著者・高橋ユキさんが、2021年に『マイホーム山谷』で第28回小学館ノンフィクション大賞を受賞した末並俊司さんをゲストに迎え、取材写真を交えて語り合います。

 
<トークイベント概要>

■開催日時:2022年7月4日(月)19:30~21:00
※イベント開始の10分前より入室可能です。
※イベント終了後1週間のアーカイブで視聴できます。

■開催方式:ZOOMのウェビナー形式による配信

■料金
◎視聴チケット1,100円
◎書籍付きチケット:1,716円
◎サイン入り書籍付きチケット:1,716円

■販売期間:2022年7月4日(月)18:30まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/collections/j70019-220704

 

『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』について

 
【本書の概要】

「どうりで捕まらないわけだ」(道尾秀介さん)

自転車全国一周に扮した富田林署逃走犯、尾道水道を泳いで渡った松山刑務所逃走犯、『ゴールデンカムイ』のモデルとなった昭和の脱獄王……彼らはなぜ逃げたのか。なぜ逃げられたのか。

異色のベストセラー『つけびの村』著者は、彼らの手記や現場取材をもとに、意外な事実に辿り着く。たとえば、松山刑務所からの逃走犯について、地域の人たちは今でもこう話すのだ。

〈不思議なことに、話を聞かせてもらった住民は皆、野宮信一(仮名)のことを「野宮くん」「信一くん」と呼び、親しみを隠さないのである。
「野宮くんのこと聞きに来たの? 野宮くん、って島の人は皆こう言うね。あの人は悪い人じゃないよ。元気にしとるんかしら」
「信一くん、そんなん隠れとってもしゃあないから、出てきたらご飯でも食べさせてあげるのに、って皆で話してました。もう実は誰か、おばあちゃんとかがご飯食べさせてるんじゃないん、って」〉(本文より)

 

出演者プロフィール

 
■高橋ユキ(たかはし・ゆき)さん

1974年生まれ。福岡県出身。2005年、女性4人で構成された裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。殺人等の刑事事件を中心に裁判傍聴記を雑誌、書籍等に発表。現在はフリーライターとして、裁判傍聴のほか、様々なメディアで活躍中。

著書に、『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』『霞っ子クラブの裁判傍聴入門』『あなたが猟奇殺人犯を裁く日』(以上、霞っ子クラブ名義)、『木嶋佳苗 法廷証言』(神林広恵さんとの共著)、『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』など。

★note:https://note.mu/tk84yuki

 
■末並俊司(すえなみ・しゅんじ)さん

1968年生まれ。福岡県北九州市出身。日本大学芸術学部卒業。運送業、テレビ制作会社などを経て、2006年からライターとして活動。現在は介護・福祉を中心に取材・執筆を行っている。2021年『マイホーム山谷』で第28回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

 

※以下はAmazonへのリンクです。書籍付き視聴チケットをご希望の方は上記の申込みURLより手続きしてください。

逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白 (小学館新書)
高橋 ユキ (著)

『つけびの村』で山口連続殺人放火事件を「村人たちの噂」という視点から見つめ直した気鋭のライターの、新たなテーマは「脱走」。警察に一度は捕まりながら、脱走に成功してしまった者たちの告白や足跡は、読む側に“禁断のスリル”をもたらすことでしょう。なぜ人は脱走にスリルを感じてしまうのか、それはいけないことなのか。著者はこの本でそう問いかけます。特別収録された作家・道尾秀介氏との対談でも、犯罪とフィクション・ノンフィクションとの距離感について議論を交わしており、そこも読みどころの一つとなっています。

マイホーム山谷
末並 俊司 (著)

日本有数のドヤ街として知られる東京・山谷。

この地で2002年に民間ホスピス「きぼうのいえ」を創設した山本雅基氏と妻・美恵さんは、映画『おとうと』(山田洋次監督)のモデルとなり、NHK『プロフェッショナル』で特集されるなど「理想のケア」の体現者として注目を集めた。

ところが、現在の「きぼうのいえ」に山本夫妻の姿はない。
山本氏は施設長を解任され、山谷で介護を受け、生活保護を受給しながら暮らす。美恵さんは『プロフェッショナル』放送翌日に姿を消し、行方が分からないという。

山本氏は、なぜ介護を担う立場から受ける立場になったのか。
なぜ美恵さんは出て行ってしまったのか。
山本氏の半生を追う中で、山谷という街の変容と、特殊なケアシステムの本質を見つめた、第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

選考委員絶賛!
●星野博美氏――「助ける側と助けられる側の境界線が曖昧な、山谷の特異な寛容性を見事に描ききった」
●白石和彌氏――「人間を見つめるとは、どういうことか改めて勉強になりました」
●辻村深月氏――「ユーモアを交えつつも、何かや誰かを否定するスタンスを決して取らないのが素晴らしい」

【編集担当からのおすすめ情報】
山谷で有名ホスピスを成功させた山本雅基氏は、2000年代にメディアの寵児となり“山谷のシンドラー”とも呼ばれた。
しかし、2010年代に入るとメディアの報道は激減する。実は、妻・美恵さんの失踪や、自身のアルコール依存症、そして統合失調症の診断、ホスピス理事長の解任、生活保護の受給……と、山本さんをめぐる状況はめまぐるしく変わっていたのだ。
――そんな話を著者・末並俊司さんから聞いた時、山本さんの半生をもっと知りたいと思った。そして本作『マイホーム山谷』は、山本さんの光と影を通して山谷のケアシステムを見つめ、日本の介護・福祉問題を考えるルポルタージュになった。多くの方に読んでいただきたい1冊です。

 
【関連】
7/4 高橋ユキさん×末並俊司さん – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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